Tableau Prep Builder 2019.2.3 へのアップグレード

Tableau Prep Builder 2019.2.3 にアップグレードする際に知っておくべきこと

概要

Tableau Prep Builder の概要

Tableau Prep Builder は、分析に必要なデータの結合、分析に適した形式への変換、クリーニングを、誰もが自信をもってすばやくできるように設計された Tableau 製品です。

Tableau Prep Builder の入手方法

Tableau Prep Builder は Tableau Desktop とともに、 Tableau Creator ライセンスプログラムに含まれています。また、Tableau Desktop をすでにご利用でメンテナンス契約をお持ちのお客様にも、メンテナンス契約に含まれるサービスとして Tableau Prep Builder をご利用いただけます。

Tableau Prep Builder を使い始めるために

Tableau Prep Builder 2019.2.3 の新機能

はじめに、Tableau でシニアプロダクトマネージャーを務める Anushka Anand 博士のブログをご覧ください。

Tableau Prep Builder の新機能: 視覚的に行えるフィルタリングと強化されたデータの標準化

注: バージョン 2019.1.2 より、Tableau Prep は Tableau Prep Builder という名称に変わりました。これは、アドオンとして Tableau Server で使用する新しい Tableau Prep Conductor と区別するための変更です。Conductor を使用することで、Tableau Desktop の Prep Builder で実行した作業を保存し、一元管理されたスケーラブルかつ信頼性の高いサーバー環境で実行できます。これによってデータは常に最新に維持され、簡単に共有できます。


データの検証とフィルタリング

無効な「データの役割」項目の修正に関する推奨事項 (あいまい一致)  


データの役割が割り当てられた無効なデータ値の自動修正機能がアップグレードされました。この機能の新しい名称は「 読み方 + スペル」です。今後、データの役割が割り当てられたフィールドに関して最も優先される推奨値は、[ 読み方 + スペル ] アルゴリズムによって検出された、あいまい一致となる有効な値に基づくことになります。データの役割が割り当てられたデータフィールドにユーザーがセマンティックコンテキストまたは現実的な意味を追加する際に、Tableau Prep Builder はデータ品質を修正する最良の方法を推奨するようになりました。 

これは現状、以下の辞書ベースのデータの役割にのみ適用されます。 

  • 空港
  • 市区町村
  • 国/地域
  • 都道府県/州
Conductor の互換性 

 
推奨事項は Prep Builder でフローを作成しているときにのみ表示されるため、Conductor への影響はありません。今のところ、あいまい一致アルゴリズムは英語のデータのみに限定されています。([ 読み方 + スペル ] アルゴリズムは、同じ発音で同様のスペルの値を Metanome3 およびレーベンシュタイン距離を使用して一致させる、ハイブリッドグループ化アルゴリズムです。ただし、このアルゴリズムは英語のデータのみに使用可能です。)

詳しくは、「 データの検証とフィルタリング」をご覧ください。 

あいまい一致のためのグループ化アルゴリズムの選択


あいまい一致アルゴリズムを使用して、データの役割が割り当てられている無効な値を既知または予想される値に自動的に一致/置換できるようになりました。たとえば、州のフィールドのデータ値「Allabama」、「Alabamma」は 1 つにグループ化されるだけでなく、ターゲット値の「Alabama」に割り当てられます (予想されるデータ値がデータセットに存在しない場合は、データサンプルにない新しいターゲット値が作成されます)。これにより、ユーザーは自信を持って、フィールドを予想される値に標準化できます。(このアルゴリズムでは、あいまい一致によるグループ化としてレーベンシュタイン距離を使用して、文字を追加、削除、または置換することで異なる値を一致させます。これは英語のデータだけでなく、英語以外のデータでも使用可能です。)

これは現状、以下の辞書ベースのデータの役割にのみ適用されます。 

  • 空港
  • 市区町村
  • 国/地域
  • 都道府県/州
Conductor の互換性 

 
あいまい一致の適用によってグループ化のリストが作成され (ソース -> ターゲット)、フロー内の変更リストに保存されます。あいまいグループ化などのあいまい一致では、フローの作成時に、Prep Builder で表示されるデータのグループ化リストのみが取得されます。フローの実行時には、これらのグループ化が適用されるだけであり、グループ化アルゴリズムが再実行されることはありません。したがって、フロー内でこれらのグループ化/一致が変更されても、Conductor 2019.2 および 2019.1 で問題なく実行されます。 

詳しくは、「 データの検証とフィルタリング」をご覧ください。

不連続の値のフィルター 


ユーザーは各列に関して、それぞれのドメイン値を視覚的に直接フィルターできるようになりました。プロファイルカード内のバーに表示されるコンテキストメニューを使用して各値をフィルターできるとともに、この新しいフィルターを使用することで、データサンプルに ない 値をフィルターできるようになりました。新しい機能は、列のフィルターメニューで [ 選択した値 ] フィルターを選択して見つけることができます。   
Conductor の互換性 

この機能は今後のリリースで提供される予定です。

フィールドの複製 


ほとんどの計算はフィールドの単純な複製です。このプロセスをより簡単にするために、コンテンツペインのツールバーまたはプロファイルカードのドロップダウンメニューで 1 回クリックするだけでフィールドを複製できるようになりました。任意の列を選択して、プロファイルカードのドロップダウンメニューにある [ フィールドの複製 ] をクリックします。  
Conductor の互換性 

この機能は今後のリリースで提供される予定です。

互換性

Tableau Prep Builder は、Tableau Desktop、Tableau Server、Tableau Online とシームレスに連携するスタンドアローン製品です。Tableau Prep Builder で作業中のどの時点でも、データの抽出ファイルの作成や、Tableau Server または Tableau Online へのデータソースのパブリッシュができるほか、Tableau Prep Builder から直接 Tableau Desktop を開いてデータをプレビューすることができます。

  • Tableau Prep Builder は Windows および Mac 上で動作します。10.0 以降のバージョンの Tableau で使用可能な Tableau データ抽出ファイル (.tde および .hyper) や CSV ファイルを作成することができます。
  • Tableau Prep Builder では、Tableau Desktop、Server および Online で利用できるデータソースの多くに接続できます。Tableau でサポートされる全データソースのリストについては、こちらをクリックしてください。
  • データソースによっては、データに接続する前にドライバーのインストールが必要になることがあります。この場合には、ドライバーのダウンロードページをご覧ください。

より短時間でインサイトを得るための新しいワークスペース

Tableau Prep Builder は、Tableau のデータコネクタや計算言語、ガバナンス構造を使っているので短期間で使いこなせるようになり、分析プロセスのどの時点でもすぐにコラボレーションを行うことができます。

Tableau Prep Builder のワークスペースは、接続ペイン、変更内容ペイン、および連携する 3 つの領域で構成されており、データ操作と分析がしやすいようデザインされています。

  1. 接続ペイン: 接続ペインは、接続先のデータベースとファイルを表示します。1 つ以上のデータベースへの接続を追加して、分析対象の表をフローペインにドラッグします。 
  2. フローペイン: データ接続、クリーニング、分析に適した形式への変換、結合と進むにつれて、各ステップがフローペインに表示されます。各ステップの上部にあるアイコンにカーソルを合わせると、変更内容が表示されます。 
  3. プロファイルペイン: ワークスペースの中央にあるプロファイルペインは、データサンプルに含まれる各フィールドのサマリーを表示します。ここで、ユーザーはデータの形状を確認し、外れ値や NULL をすばやく見つけることができます。
  4. 変更内容ペイン: Tableau Prep Builder は、変更が行われた順序で変更内容を記録するので、必要に応じていつでも変更内容の確認や編集をすることができます。
  5. データグリッド: データグリッドは、データの行レベルの詳細を表示します。表示された値には、プロファイルペインで定義された処理が反映されています。このグリッドで、個々のフィールド値のフィルタリング、保持、および除外を実行することができ、さらに、フィールドをドラッグ & ドロップして表示順序を変更することができます。

製品のヘルプにあるワークスペースで、ビデオなどによる詳細な説明をご確認いただけます。

出力結果の保存と共有

出力内容の定義

Tableau Prep Builder では、次の 3 つのタイプのファイルを保存できます。

  1. フローが含まれる .tfl ファイル
  2. フローおよびローカルのファイルベースのデータソース (Excel やテキストファイルなど) が含まれる .tflx ファイル
  3. フローの実行結果が含まれる出力ファイル

出力ファイルは、.hyper、.tde、および .csv 形式で保存することができ、出力ステップで定義されます。出力ファイルは、Tableau Desktop で開き、Tableau Server または Tableau Online へパブリッシュできます。

Tableau Desktop

Tableau Desktop でフローを実行すると、Tableau のバージョンに応じて .tde または .hyper のどちらかの Tableau データ抽出ファイルが生成されます。どちらも [データソース] フォルダーにある Tableau リポジトリに保存されます。また、準備したデータを他のツールやプロセスで使用する必要がある場合には、.csv ファイルに出力することもできます。

注: 抽出ファイル (.tde または .hyper のどちらでも) と、それに基づくワークブックを作成後、異なるバージョンの Tableau で使用する場合には、他の使用状況で適用されるのと同じ互換性のルールが適用されます。詳細については、「バージョン間でワークブックの互換性があるようにする」を参照してください。

Tableau Server

出力結果を Tableau Server にパブリッシュするには、Tableau Prep Builder で [パブリッシュ] メニューを使用します。Tableau Prep Builder からパブリッシュのリクエストを受信するには、Tableau Server REST API を有効にする必要があります。詳しくは、「REST API 要件」をご覧ください。

Tableau Online

また、Tableau Prep Builder の [パブリッシュ] メニューを使用して、出力結果を .hyper 抽出ファイル、.tde 抽出ファイル、または .csv ファイルとして Tableau Online にパブリッシュして、クリーニング、書式設定および結合済みのデータへの一元的なアクセスを提供することもできます。

より迅速な Tableau Prep Builder のアップデート

Tableau はハイペースで開発を続けており、Tableau Desktop や Tableau Server、Tableau Online のリリースサイクルとは別に、Tableau Prep Builder の新機能を頻繁にリリースしていく予定です。今後、新機能や製品の修正を入手するには、最新バージョンの Tableau Prep Builder にアップグレードしてください。

このサイトでは、定期的に新しいリンクを掲載し、コミュニティのユーザーシナリオや製品情報、特に、最新の方法で高速かつ効率的に楽しくデータ準備を行う秘訣を紹介します。

その他のリソース

どうすれば Tableau Prep Builder を入手できますか?

Tableau Prep Builder は、サブスクリプション形式の製品で Tableau Creator ライセンスプログラムに含まれています。Tableau Desktop を既にご利用で、メンテナンス契約をお持ちのユーザーは、メンテナンス契約の一環として、Tableau Prep Builder をダウンロードし、使用することができます。Tableau Prep Builder をまだダウンロードしていない場合は、こちらのページにアクセスするか、このアップグレードページの上部にあるダウンロードボタンをクリックするだけでダウンロードできます。これらの方法では常に、Prep Builder の最新バージョンがダウンロードされます。

ライセンスの状態が不明な場合は、まず「Tableau Desktop および Tableau Prep Builder でのライセンスの維持」をお読みください。

まずは Tableau Prep Builder を無料でお試しください

Tableau Prep Builder の 14 日間無料トライアル版は、こちらからダウンロードできます。
技術仕様を確認する

Tableau Prep Builder の技術要件は、こちらで確認することができます。
Tableau Prep Builder リリースノート

サポートを受ける

セルフサービス型リソース

テクニカルサポート
Tableau はお客様を最大限にサポートできるように努めています。 サポートにお問い合わせの際は、以下の情報をご提供ください。
  • 問題とすべてのエラーメッセージ (展開したもの) のスクリーンショット
  • お電話を差し上げるご希望の時間

コンサルティングサービス

Tableau のコンサルタントが新しい Tableau Prep Builder の機能を最大限に活用し、データの価値を引き出す方法をご紹介します。