データビジュアライゼーションとは、情報やデータのグラフィカルな表現を意味します。データビジュアライゼーションは、チャート、グラフ、マップなどの視覚的な要素を使用することで、データの傾向、外れ値、パターンを見て理解する方法を提供します。

ビッグデータの世界では、大量の情報を分析して、データドリブンな意思決定を行うにあたり、データビジュアライゼーションのツールとテクノロジーが必要不可欠です。

優れたデータビジュアライゼーションの強みとメリット


私たちの目は色やパターンに引き付けられ、赤と青や四角と丸などをすぐに見分けることができます。私たちの文化は、アートや広告、テレビ、映画などのあらゆるものを含む、視覚的な文化です。

データビジュアライゼーションは、人々の関心を引き、メッセージに注意を向けさせ続ける、別の形の視覚的アートです。チャートを見ると、すぐに傾向や外れ値を認識でき、目で認識できたものは、すぐに吸収することができます。これは、目的を持ったストーリーテリングです。大型のスプレッドシートデータを凝視しても、傾向を見出せなかった経験がある方は、ビジュアライゼーションがどれだけ効果的となり得るかお分かりになるでしょう。

ビッグデータの利用が可能となった今、それを理解する必要があります

「ビッグデータ時代」の急速な展開 (英語) に伴い、ビジュアライゼーションは、日々生成される数兆行にも及ぶデータを理解するためのツールとして、ますます重要となっています。データビジュアライゼーションは、データを理解しやすい形に整理して、傾向や外れ値を明らかにすることによって、ストーリーを伝えられるようにします。優れたビジュアライゼーションは、不要な情報を排除して、有益な情報を明らかにしたストーリーを伝えられます。

しかしながら、これは、単にグラフを飾って見た目を良くすることや、インフォグラフィックの「情報」部分を手早く作成するような簡単なことではありません。効果的なデータビジュアライゼーションは、形式と機能との間で慎重にバランスをとる作業を必要とします。非常にシンプルなグラフは、面白みがなくて誰の目にもとまらない可能性がある一方で、強力なメッセージを伝えられる可能性があります。また、非常に美しいビジュアライゼーションは、的確なメッセージをまったく伝えられない可能性がある一方で、多くの情報を提供できる可能性があります。データとビジュアルは連携する必要があり、優れた分析と優れたストーリーテリングを組み合わせる手法が存在します。

どのような職業でもデータビジュアライゼーションが重要である理由は何でしょうか

データを理解しやすくする (英語) ことによって恩恵を受けない業界を思い付くことは難しいでしょう。すべての STEM 分野にとって、データを理解することにはメリットがあります。政府、金融、マーケティング、歴史、消費財、サービス業、教育、スポーツなどの分野でも同じです。

私たちは常にデータビジュアライゼーションについて詩的に表現していますが (皆さんが見ているのは、結局は、Tableau の Web サイトです)、そこには否定し難い、現実的かつ実用的な適用方法が存在します。また、ビジュアライゼーションは非常に広く使用されていることから、育成すべき最も有益な専門スキルの 1 つでもあります。ダッシュボードでも、スライド資料でも、より効果的に視覚的なメッセージを伝えることができれば、その情報をより効果的に活用できるようになります。

市民データサイエンティストの増加 (英語) の概念が広がりつつあります。そして、データドリブンな世界に対応するため、スキルセットが変化しています。データを活用して意思決定を行い、データが提供する「誰が」、「何を」、「いつ」、「どこで」、「どのように」といった情報のストーリーを視覚的な要素を用いて伝えられることが、専門家にとってますます重要となっています。従来の教育では通常、クリエイティブなストーリーテリングと技術的な分析との間に明確な線引きがされていますが、最近のビジネス環境でも、この両分野に対応できる人材が重要視されるようになっています。データビジュアライゼーションは、この分析とビジュアルストーリーテリングのちょうど真ん中に存在するものです。

データビジュアライゼーションの活用例


当然のことながら、データビジュアライゼーションを理解する上での最善の方法は、それを見ることです。なんて素晴らしい概念でしょうか。

オンライン上のあらゆる場所で、データビジュアライゼーションギャラリーやデータが公開されているため、どこから始めたら良いのか迷ってしまう可能性があります。そこで、Tableau は、史上最も優れた 10 のデータビジュアライゼーションの例を集めました。例として、歴史上の侵略のマッピング、。映画スクリプトの分析、高い死亡率の隠れた原因を発見するビジュアライゼーションなどがあります。

Tableau の公開ギャラリーでは、無料の Tableau Public ツールで作成されたビジュアライゼーションを多数公開するだけでなく、テンプレートとして使用できる、いくつかの一般的なスタータービジネスダッシュボードが提供されており、「今日の Viz」ではコミュニティによって作成された最も優れたビジュアライゼーションが複数集められています。これに加え、素晴らしい例、説明、ベストプラクティスに関する情報が含まれている、データビジュアライゼーションに関する優れたブログ書籍が多数あります。

さまざまなタイプのビジュアライゼーション


データビジュアライゼーションを考えたときに、最初にすぐに思い浮かぶのは、おそらくシンプルな棒グラフか円グラフでしょう。これらのグラフはデータを視覚化する際の不可欠な要素であり、多くのデータグラフィックでの一般的な基準となる可能性がありますが、適切なビジュアライゼーションには、適切な情報セットを組み合わせる必要があります。シンプルなグラフは、氷山の一角にすぎません。データを効果的かつ興味深い方法で提示するためのビジュアライゼーション手法は多数あります。

一般的なデータビジュアライゼーションの種類:

  • チャート
  • テーブル
  • グラフ
  • マップ
  • インフォグラフィック
  • ダッシュボード

より具体的なデータビジュアライゼーション手法の例

  • エリアチャート
  • 棒グラフ
  • 箱ヒゲ図
  • バブルクラウド
  • ブレットグラフ
  • カルトグラム
  • 円ビュー
  • ドット分布マップ
  • ガントチャート
  • ヒートマップ
  • ハイライト表
  • ヒストグラム
  • マトリックス
  • ネットワーク
  • 鶏頭図
  • 放射状ツリー
  • 散布図 (2D/3D)
  • ストリームグラフ
  • テキスト表
  • タイムライン
  • ツリーマップ
  • ウェッジ積み上げグラフ
  • ワードクラウド
  • ダッシュボード内でのあらゆる組み合わせ

データビジュアライゼーション (独自のビジュアライゼーションの作成方法) について詳しく学ぶ


ビジュアライゼーションについて詳しく知りたい場合は、利用できるリソースがたくさんあります。データビジュアライゼーションとデータジャーナリズムは、ヒントやコツ、理論などを共有したいと考える高い熱意を持ったユーザーであふれています。

データビジュアライゼーションに関するブログは、出発点として理想的です。

ビジュアライゼーションの例、アイデア、学習用のリソースが詰まっている、Tableau が選んだ、優れたデータビジュアライゼーションブログの一覧を確認してください。

データビジュアライゼーションの背景にある理論について本の執筆や講義をする専門家の多くは、自身のブログを持ち、ビジュアライゼーション分野での最新の傾向の分析、および新しいビジュアライゼーションについての説明を掲載しています。それらのブログの多くでは、最新のグラフィックについての批評や、効果的なビジュアライゼーション作成のためのチュートリアルが提供されています。

また、最も興味深いビジュアライゼーションを特定するために、世界中から数多くのさまざまなデータビジュアライゼーションを収集しているブログもあります。ブログは、データビジュアライゼーションの特定のサブセットについて詳細を学ぶ、または優れたプロジェクトから関連性のあるアイデアを見つけるのに非常に効果的な手段となります。

書籍から過去の例や理論について学べます

Tableau が選んだ、データビジュアライゼーションの理論やプラクティスに関する優れた書籍の一覧を確認してください。

ブログは、変化するデータビジュアライゼーション分野について行くことができますが、書籍は理論が一貫して変わることのない領域に焦点が置かれます。人々は、その歴史全体を通して、データを視覚的に表すことに取り組んできています。1983 年に原版が出版された、データビジュアライゼーションに関する初期の書籍のうちの 1 冊は、データビジュアライゼーションの土台を作ったものでしたが、今でも引き続き意義ある書籍となっています。

新しい書籍でも、依然として同じ理論やテクニックを扱っており、いつの時代にも通じる例や実践的なヒントが提供されています。中には、すでに完了しているプロジェクトを取り上げ、アーカイブの表示として視覚的なグラフィックを本の形で提示するものもあります。

無料のコースや有料のトレーニングプログラムが数多く提供されています

今皆さんが見ている、この Tableau の Web サイトを含め、データビジュアライゼーションに関する、有料または無料の優れたコースやリソースが数多くあり、初心者からデータロックスターまでのあらゆるユーザーを対象とした、ビデオ、記事、ホワイトペーパーが提供されています。しかしながら、今回のこの記事では、他社が提供するコースについての具体的な推奨は行いません。

データビジュアライゼーションのツールとソフトウェアに関する注意事項


データビジュアライゼーションおよびデータ分析に利用できる数十個のツール (英語) があります。これらのツールは、シンプルなものから複雑なもの、直観的なものから直観的でないものまで、多岐にわたります。すべてのツールが、ビジュアライゼーションテクニックを学ぼうとするすべてのユーザーに適しているとは限らず、業界や企業の目的に応じて拡張できるわけではありません。これらのオプションについて詳しく知りたい場合は、ここを読むか、ガートナー社のマジック・クアドラントなどの他社による詳細な分析を確認してください。

また、優れたデータビジュアライゼーションの理論とスキルは特定のツールや製品の域を超えるものです。このスキルを習得する際には、ベストプラクティスに焦点を当て、ビジュアライゼーションとダッシュボードについては、独自のスタイルを探索してください。データビジュアライゼーションがなくなることは当面ありません。そのため、使用するツールやソフトウェアを問わず活用できる、分析、ストーリーテリング、探索の基盤を構築することが重要となります。

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