初開催の Tableau DataDev Day で注目された 4 つのポイント

イベントに参加された数千人の DataDev の皆様、ありがとうございました。おかげさまで、専門的な解説、コラボレーションの場の Braindate、Tableau 開発のエキスパートが答える Q&A、新しい発表、大きな刺激になるパネル討論会「DataDev の女性」など、充実した内容のイベントとなりました。 

今回初めて開催された開発者による開発者のためのイベントでは、Tableau の開発者コミュニティと開発者プラットフォームの最高の側面が披露されました。ここでは、この一大イベントで注目された 4 つのポイントをご紹介します。
 

Tableau 開発者プラットフォームに登場予定の画期的な製品機能

DataDev Day のキーノートスピーカーが、市場に投入される予定の、より直感的なデータアクセス機能、埋め込み機能、拡張性を備える優れた開発者ツールを紹介しました。発表内容は次の通りです。

  • 次世代の Web データコネクタ: 一新されたさらに強力なツール群により、増加の一途をたどるビジネスクリティカルな Web アプリケーションにも、開発者はコネクタを簡単に作成できるようになります。作成されたコネクタは Tableau でネイティブコネクタとして表示されて見つけやすくなるため、Tableau ユーザーは必要なデータにすぐ接続できます。 
  • データ更新 REST API: ユーザーは Tableau Server と Tableau Online で直接、Tableau 管理者の環境に完全に統合された形で、パブリッシュ済み Hyper ファイル内のデータに変更を加えられるようになります。変更されたデータのみをパブリッシュできるため、サイズの大きなデータセットの取り込み、利用するリソースの削減、最新状態のデータの維持が可能です。データ更新 REST API ではすでに、 Tableau の Developer Program メンバー向けのベータ版が入手できます。
  • プロジェクト Syros: 拡張 API に追加される新機能で、ダッシュボード拡張機能の中で高速にレンダリングされる軽量のビジュアライゼーションが作成できるようになります。
  • 埋め込み API 3.0: 埋め込み JavaScript API がさらに進化を遂げます。DataDev の時間が節約されるうえ、ビジュアライゼーションの操作をスムーズかつスピーディにできる、モダンな開発者エクスペリエンスが実現されます。パフォーマンスの向上と今後の開発の迅速化により、チームは API 強化のリクエストへの対応をさらにスピードアップできます。移行ガイドはすでに GitHub(英語) に掲載されています。フィードバックをお聞かせください。

さらに拡大を続ける、Tableau の 開発者用 API ラインアップを詳しくご覧ください。
 

あらゆる DataDev に役立つ情報: DataDev の基礎、徹底攻略、導入

Tableau の接続や埋め込みのスキルアップを狙う方にも、面倒なプロセスの自動化に役立つ知識を身につけたい方にも、あるいは MuleSoft や Tableau CRM などまで広がった分析ソリューションファミリーとの統合方法を詳しく学びたい方にも、膨大なコンテンツが用意されていました。セッションは、DataDev の基礎、技術徹底攻略、企業環境への導入と、大きく 3 つのカテゴリーに分かれていました。各カテゴリーの注目のセッションをご紹介します。

  • Tableau CRM 開発者環境の概要 (DataDev の基礎): DataDev はたいてい、増えていく Tableau の開発者用ツール群を把握しているものですが、 Tableau CRMはどうでしょうか。プロダクトマネージメント担当シニアディレクターの Skip Sauls が、Tableau CRM のコード不要の開発者環境をご紹介しました。また、Salesforce の統合分析製品で完全なライフサイクル管理のために、Salesforce プラットフォーム、Salesforce DX、VSCode などがどのように活用されているかも公開されました。
  • API 呼び出しからエンタープライズアプリケーションまで (企業環境への導入): Tableau が得ている重要な製品フィードバックの中には、内部顧客からのものもあります。このセッションでは、Tableau を規模に応じて管理、稼働するための柔軟性や信頼性、スケーラビリティをエンタープライズのお客様向けに実現するために、Tableau 開発者プラットフォームをどのように利用しているかを、Tableau のコンサルティングサービスチームが解説しました。
  • Tableau API の可能性の追求 (技術徹底攻略): 常に人気の Tableau Conference セッションと同じタイトルを持ち、同じ形式で開催されたこの徹底攻略セッションも、期待を裏切りませんでした。「素晴らしいものを作成しているすべての DataDev に宛てたラブレター」と評価を受けたこのセッションでは、API のクリエイティブな使用事例が紹介されました。最初に登場したのは Timothy Vermeiren さんです。Tableau パートナーの Biztory 社 に勤めている Vermeiren さんは、REST API を利用して Tableau ビジュアライゼーションを Slack に瞬時にパブリッシュする方法を見せてくれました。トップクラスのコラボレーションプラットフォームを、トップクラスの分析プラットフォームと組み合わせると、何ができるかがわかる事例です。次は、Tableau Zen Master の Merlijn Buit さんが、自身の好きな番組『クイーンズ・ギャンビット』を再現しました。拡張 API と動的パラメーターを利用して、Tableau で チェスゲーム を作成し、Tableau の AI に試合を挑むというものです。最後に、Tableau 開発者の John Dance が拡張 API を利用して、時間軸に沿ってビジュアライゼーションを記録しアニメーション化するデモを行いました。このビジュアライゼーションは、Hans Rosling 氏の有名な動画『200 か国、200 年、4 分』 (英語) を基にしています。この動画はデータのストーリーテリングそのものですので、ぜひご覧ください。
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DataDev Day: Chess

Tableau で (Tableau を相手に) チェスを指す様子、Tableau Zen Master の Merlijn Buit さんによる拡張 API を活用したイノベーションです

こちらから、 DataDev セッションの全ビデオをご覧いただけます。
 

将来を見据えた DataDev のいる企業が持つ強み

管理者の作業を自動化し、既存のテクノロジー資産に Tableau を組み合わせ、独自の分析ソリューションを構築するために、大手企業は DataDev を中心にして分析面で一歩抜きんでようとしています。その典型的な例が、世界でも最大級の金融サービス機関の JPMorgan Chase (JPMC) 社 です。 Zak Geis さん (JPMC 社 Tableau センターオブエクセレンス責任者、Tableau アンバサダー) は、Tableau の API によりチームがプロセスを自動化して、影響力の大きい業務に集中する時間を持てるようになったことを説明しました。同社のセンターオブエクセレンスチームは、Tableau の導入、Tableau に対するビジョン、同社全体の分析利用で重要な役割を担っています。2017 年には、新しい開発者とアナリスト 1,200 名がプラットフォームのトレーニングを受け、個人レベルで勢いが生み出されて関心も高まり、それが現在の約 30,000 ユーザーという広がりにつながりました。

こちら で、JPMC 社の分析への取り組みについて詳しくご覧ください。

DataDev Mascot

参加者が DataDev マスコットの Flex をレゴで作るアクティビティもありました

 

DataDev のクリエイティビティと成功の鍵を握るのはコラボレーション

来場型イベントのアクティビティがなくても DataDev はめげません。今回のインタラクティブな環境で、DataDev の仲間とアイデアの交換や質問などを積極的に行っていました。接続や埋め込み、拡張性といったトピックを巡る Tableau プロダクトマネージャーとのライブ Q&A、開発者同士がつながる多数の Braindate、開発者としての女性をテーマにした率直で心に響く討論など、DataDev コミュニティは交流のあらゆる機会を生かしていました。 

そしてついに、一年で最も待ち望まれている開発者イベントのひとつ、 DataDev Day ハッカソン(英語) が、DataDev Day に引き続き開催されました。数千ドルの賞金と、クリエイティブでインパクトある、直感的なデザインのプロジェクトを見せるチャンスをかけて、DataDev の皆さんが Tableau のユーザーエクスペリエンスを向上させる画期的なソリューションを作成しました。ハッカソンの入賞者をご紹介します。

  • 第 1 位: HoloLens 2 と Oculus で見る Tableauは、バーチャルリアリティの Tableau です。この画期的なハックは、Tableau 拡張機能により、AR/VR ヘッドセットで Tableau ダッシュボードに命を吹き込めることを示しました。受賞者: Bob LevyAaron MoffattAndrew ShepardRandy Smerikの各氏
  • 第 2 位: Tableau メイクアップキット。審査員を驚かせたこの作品では、ユーザーがダッシュボードの要素に対し、カスタマイズ可能な統一したスタイルを適用することができます。受賞者: Ivett KovácsGyula Laszlo、Soma Osvay の各氏
  • 第 3 位: Tableau スタイル検証ツール。このソリューションは、ダッシュボードを組織の標準スタイルに合わせられるようにするために、Slack のアラートで知らせてダッシュボードの標準スタイルを守らせます。受賞者: Brian Cant 氏
     

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