Tableau Japan 社長が、日本企業の皆さんにぜひ参加していただきたい Tableau Conference の魅力

データ環境の整備を推進したいと考える企業の皆さんに、Tableau Japan 社長がぜひおすすめしたいイベントが Tableau Conference です。Tableau Conference は、世界中からデータピープルが集まるイベントです。データ活用をすでに行っている企業のユーザー事例、データ分析のエキスパートによるテクニカルセッションが開催され、データ環境の整備に必要なノウハウをすべて手にすることができます。

前回のブログ記事では、2020 年までの企業のデータ環境整備の重要性についてお話しましたが、今日は、これからデータ環境を推し進めるという企業の皆さんにお勧めしたいイベント Tableau Conference の魅力についてご紹介します。

キーノートは参加者から絶賛されます

Tableau Conference とは?

Tableau Conference (略して TC) は、米国の Tableau Software が毎年開催するデータを活用する人たちのためのカンファレンスで、今年の Tableau Conference 2018 は 10 月 22 日から 25 日の日程で、米国ニューオリンズで開催されます。16,000 名のデータピープル (データを愛している人たちを、Tableau ではこう呼びます) が世界中から参加し、データの活用事例を紹介するユーザーセッションと、Tableau の利用テクニックを学ぶテクニカルセッションがそれぞれ 200 以上予定されております。

圧倒的な先進性に魅了された TC13

この TC に私が初めて参加したのは、米国ワシントン DC で 2013 年 9 月に開催された Tableau Conference 2013 でした。参加者数が 3,700 名程度と現在よりも小規模でしたが、米国と日本の圧倒的なデータ活用レベルの差を目の当たりにした私は、当時の日本のデータ利用の後れに大きく危機感を募らせたのを今でも覚えております。特にその TC で印象的だったのが、データ先進企業である CISCO によるプレゼンテーションです。同社は、データ分析を担うアナリティクスチームを全社横断的な部門として早くから独立させ、2013 年時点でデータサプライチェーン*1 (DSC) をすでに実装していると TC で発表していました。当時、ビジネス部門から依頼を受けて 2 日以内でデータを準備する環境を整えているという同社のメッセージングには非常に驚きました。

多くの日本企業が TC 参加しています

それから 5 年の月日が経った現在、TC の規模も 4 倍以上の大きさになり、多くの日本企業のお客様にも米国で開催される TC にご参加いただけるようになりました。ご参加いただきました多くのお客様は、TC で得た知識と体験を自社に持ち帰り展開いただくことで、さらなるデータ活用を推進する企業のリーダーとしてご活躍いただいております。また、昨年の Tableau Conference 2017 ではリクルート様に英語でご講演いただき、数々の世界的企業のデータ活用事例に引けを取らないデータ活用事例を TC の参加者にご紹介いただきました。5 年前に米国との大きな差に圧倒された私にとって、これは現在の日本の先進企業におけるデータ利活用が世界と比べて劣っていないということを感じることができた貴重な体験でした。

今の日本企業に必要なものが、TC に詰まっています

データフィケーション*2 により様々な情報をデータとして利用できるようになり、AI (人工知能)ML (機械学習) といったキーワードを聞かない日はありません。世界にあるデータの 90% は直近 2 年間で生成されたものという報告もあります。そのデータを全社員の武器とすべく、多くの企業が社内のデータとデータ環境をさらに整備し、全社的なデータ利用の実現に向け日々まい進しています。世界的な企業がどのような取り組みをしているかを学び、ノウハウを手に入れることで、データ活用に対する考え方が変化し、データ環境の整備を効率的に速く最短距離で推進することができます。そのノウハウを手に入れるには、データリテラシーの高い人たちが集まる Tableau Conference に参加されることをお勧めします。

ぜひ、これからのデータ利用に取り組みたいと考える企業の皆さんは、ご参加ください。渡米にかかる費用以上の価値を手に入れられることを保証します。

*1 データの生成から、管理、利用に至るまでを一元的に可能にするシステムまたは体制
*2 生活の様々な情報をデータに変換し、そこから新たな価値を生み出すこと