何千人ものユーザーを支援するためのセルフサービス BI として Tableau を支持する建材メーカー、Oldcastle 社 CFO


78,000 の SKU を 1 つのダッシュボードでモニタリング
206 の施設で製造スケジュールを短縮
インフラストラクチャとセキュリティの強化により IT 部門が会社の発展を実現させる

Oldcastle 社は、石積みや舗装など、美観に優れたコンクリートを扱う、北米トップクラスの建材・建築資材メーカーです。米国とカナダに 20 の部門と 206 の拠点施設を有する Oldcastle 社では、月次報告書が 500 ページに及んでいましたが、Tableau を導入することで、この報告書を全社的に従業員がアクセスできる、管理された 1 つのダッシュボードへと変換しました。Oldcastle 社 Masonry & Hardscapes 部門の最高財務責任者 (CFO) である Ian Crabtree 氏は当初、BI ソリューションには懐疑的でした。しかし現在では、Crabtree 氏の指示により作成されたダッシュボードの数は 3,000 を超えており、1,800 人以上がダッシュボードをサブスクライブし、78,000 以上の SKU がトラッキングされています。Oldcastle 社の BI チームは、先頭に立ってこの課題に取り組み、IT 部門と共同で適切な管理を行ない、セキュリティを確保して、競争の激しい建材業界を勝ち抜くための優れた意思決定をスピーディに行えるよう支援しています。

必要な人に迅速かつ簡単に情報を届けられるようになり、受け取った人がその情報を信用して意思決定できることが、私にとっての成功だと考えています。Tableau のようなツールによって、その目標を非常に短時間で迅速に、低コストで実現することができ、達成感が得られています。 ビジネスに貢献できていると感じます。

500 ページの報告書から、管理され、セキュリティが確保された 1 つのダッシュボードに切り替え

Oldcastle 社 Masonry & Hardscapes 部門の CFO である Ian Crabtree 氏は、以前の月次報告書のボリュームを「裏庭の舗装に使うレンガのような厚さ」と譬えています。

Crabtree 氏は、Oldcastle 社の BI 担当マネージャーとして Paul Lisborg 氏を採用し、毎朝社員にメールで届けられていた 45 ページの PDF を別の形に置き換えることを最初の課題としました。この PDF は、部門ごと、事業分野ごと、施設ごとの最新の販売実績を記載したものでした。しかし、PDF の性質上、作成後に動的に更新することはできないため、公開した時点ですでに情報が古くなっていることも少なくありませんでした。

Lisborg 氏は Tableau を使って、Oldcastle 社の各 206 製造施設の概要をわかりやすく示し社員が自ら次の質問ができるダッシュボードを作成しました。このダッシュボードは毎晩データが更新されるので、常に最新の情報を確認できます。また、行レベルのセキュリティが設定されており、ユーザーが表示できるのはパーミッションを持つデータのみに限られています。

ユーザーがデータに関する疑問について自分で調べられることがわかると、すぐに反応がありました。

「このフィルターを追加してもらえませんか、このような形でデータを表示したいのですが、といった問い合わせが来るようになりました」とLisborg 氏は言います。

データの表示については、ユーザーごとに希望があることがわかりました。そこで Lisborg 氏は、数人のアナリストの協力を得て、精査されたデータを表示するためのテンプレートのライブラリを作成しました。ユーザーは、これらの Viz をもとに Web 作成機能を使用して独自の分析を行い、明らかになったことを他のユーザーと共有できます。

「こちらからは、あらかじめメジャーとディメンションが定義されたデータセットを提供し、ユーザー各自が Web 作成ツールを使って独自のインテリジェンスを構築できます。そうすることで、情報源を統一することができます」と Lisborg 氏は語ります。「サンディエゴの男性が作成しても、シカゴの女性が同じ情報を構築したとしても、彼らが得る答えは同じです。それでいて、どちらもそれぞれ固有のニーズに応じてデータを操作することができます」

一晩で (Viz 数が) 0 から 60 になりました。現場では約 200 名が同時に 1 つの Tableau ダッシュボードを参照しています。

206 か所の施設の 78,000 の SKU を追跡

Oldcastle 社の営業チームが扱う在庫は、SKU 数が 78,000 を超えています。迅速かつ簡単に、会社全体の損失を明確にし、利益を追跡調査し、ビジネスチャンスをつかめるようにすることが不可欠です。しかし、スケーラビリティに優れた形で営業部隊を支援するのは、簡単なことではありませんでした。現在では、ERP と Salesforce のデータを Tableau に取り込むことで、営業チームが常に全体の情報を確認できるようになっています。

「現在は、営業担当がダッシュボードにアクセスして、前日に販売したものを確認し、今月の実績や、現在までの 1 年間の実績を見ています。さらに、ドリルダウンして、どの顧客でうまくいっているか、その顧客が購入したものは何か、その商品の利益率がどうだったかを確認できます」と Lisborg 氏は言います。

営業部長から個々の営業担当者まで全員が、Tableau ダッシュボードを見て、日ごと、月ごとのノルマを確認しています。営業チームにとって、大量の顧客データから抽出されたインサイトを利用できることは大きな力となります。

「今は、(営業担当者には) Tableau ダッシュボードがあります。営業担当者は、Tableau のダッシュボードを見ているという意識すらないかもしれません。しかし、彼らがそこから受け取る情報は、表に並んだ情報よりはるかにパワフルなものです」

現在は、営業担当がダッシュボードにアクセスして、前日に販売したものを確認し、今月の実績や、現在までの 1 年間の実績を見ています。さらに、ドリルダウンして、どの顧客でうまくいっているか、その顧客が購入したものは何か、その商品の利益率がどうだったかを確認できます。

CFO はビジネスの全体像を提示することに尽力

Oldcastle 社の CFO である Crabtree 氏は、財務は「企業の心臓」とも言える役割を担うものだと語ります。「財務は営業につながり、ロジスティクス、調達、製造、マーケティングともつながっている」からです。

Crabtree 氏は、初めて Tableau を試した時に、これで会社におけるデータの利用法が変わると考え、全社的に利用を推進していく必要があると感じました。「すぐに、これは 1 つの破壊的テクノロジーだと気付きました。受け入れるのに時間がかかっても、社内に取り入れられれば、データの利用方法が変わっていくだろうと思いました」

現在では、Oldcastle 社の経営陣は、会議でも日常業務でも、ビジネスの全体像をリアルタイムに確認するために Tableau を利用しています。Crabtree 氏は財務情報をわかりやすい形で提供できるようになり、経営陣が最新のデータをもとにデータドリブンな意思決定を行うのに役立っています。

「私にとって、優れた CFO とは、経営陣の真のビジネスパートナーとなることです」と Crabtree 氏は言います。「私の仕事では、経営会議に出席して経営陣にインサイトを提示し、リアルタイムに情報を提供することで、(経営改善のための) 何かを提案できることにやりがいを感じています」

「財務の担当者として、Tableau のようなツールによって、目標を非常に短時間で迅速に、低コストで実現することができ、達成感が得られています。ビジネスに貢献できていると感じます」

すぐに、これは 1 つの破壊的テクノロジーだと気付きました。受け入れるのに時間がかかっても、社内に取り入れられれば、データの利用方法が変わっていくだろうと思いました。

型枠の位置情報を追跡するダッシュボードにより 11 部門の製造スケジュールを短縮

Oldcastle 社では、11 部門が全米規模でコンクリート型枠を共有しています。Lisborg 氏が Tableau を利用して取り組んだ最初のプロジェクトの 1 つは、型枠の追跡状況を示す Viz の作成でした。型枠の位置情報を即座に確認できるようにして、製造の生産効率を高めることを目的としたものです。

製造プロジェクトごとに新しい型枠を作成するのではなく、ダッシュボードで近くにある型枠の位置情報を確認して兄弟会社間で共有することで、リソースを節約し、製造スケジュールを短縮することができます。

「(Viz の数が) 一晩で 0 から 60 になりました」と Lisborg 氏は言います。「現場では約 200 名が同時に 1 つの Tableau ダッシュボードを参照しています」

IT チームと BI チームが連携して 1,800 人のユーザーを支援

Oldcastle 社も含め、企業における IT チームは、データのセキュリティ保護に関して頼るべきブレーンです。Crabtree 氏と Lisborg 氏にとって、組織全体のビジネスの意思決定を迅速化できるように、ワークフローに共同で取り組むことがきわめて重要でした。

「当社では、SQL Server と Netezza データウェアハウスの両方を使用しています。これらでインフラストラクチャを構成し、セキュリティを維持しています。そして、これらを利用してデータモデルやダッシュボードを作成しています」と Lisborg 氏は説明します。

Oldcastle 社では、Netezza データウェアハウスから ERP データを引き出して、Tableau Server 上で毎日、抽出を作成しています。また、Salesforce から SQL テーブルを取得して抽出を作成し、顧客リードや商談に関する情報を迅速に引き出せるようにしています。

Oldcastle 社全体では、Web 作成を行うユーザーが 500 人以上、ダッシュボードをサブスクライブしているユーザーはおよそ 1,800 人で、その数は増え続けています。

IT 部門によって適切に管理が行われているため、各部門の責任者から製造担当者まですべてのユーザーがインサイトを引き出し、成果を上げることができます。

「本物のセルフサービス分析の文化が実現しています」と Crabtree 氏は言います。

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