社内全体でレポート作成の効率を 95% 向上させた Lenovo 社


レポート作成の効率が 95% 向上
対象をさらに絞り込んだ e コマース戦略
人事部門で 100 件のレポートが戦略的なダッシュボードに

Lenovo 社は、世界中に 55,000 名を超える従業員と 160 か国以上に顧客を抱える、国際的なテクノロジー企業です。同社の分析・BI・ビジュアライゼーションチームは、Tableau を活用して各部門のアドホック分析に対応できる柔軟な売上ダッシュボードを作成し、28 か国で効率を 95% 向上させました。また、e コマースチームは顧客エンゲージメントの指標を分析し、オンラインエクスペリエンスの改善に努めており、ブランド認知度と収益の向上につなげています。さらに、人事部門も 100 件超の静的なレポートを一連の戦略的なダッシュボードに統合し、チームのマイルストーン達成に向けたデータドリブンな取り組みを促進しています。現在、15 の事業部門に Tableau のアクティブユーザーが約 3,000 名、また Tableau ダッシュボードの利用ユーザーは 10,000 名以上います。分析・BI・ビジュアライゼーション部門長の Santhosh Nair 氏は、「リアルタイムで意思決定を行える能力により、従業員はビジネス上の意思決定を短時間で行えるようになっている」と語りました。

私たちは、インサイトをビジネス部門に提供するという重要な責務を果たすことができます。これは、意思決定者が最終的に会社にとってプラスになる意思決定を行い、アクションを起こすのに役立ちます。

28 か国で効率が 95% 向上

かつて Lenovo 社は、Excel で単一の売上レポートを作成し、28 か国に配布していました。そして部門や地域にレポートを対応させるには、8 ~ 10 人がその作業に携わる必要があり、分析チームが対応する必要がある未処理作業が圧倒的な量になりました。

そこで分析・BI・ビジュアライゼーション部門長の Santhosh Nair 氏が、Lenovo 社の分析ソリューションとして Tableau を導入すると、分析チームでは非常に大きな効率向上が見られました。

「週次レポートを 1 つ作成するのに、以前は 6 ~ 7 時間ほどかかっていました。つまり、7 時間 × 30 レポートです」と、Nair 氏は述べています。「Tableau の導入で、効率は 95% 向上しました。従業員はレポートの作成に追われるのではなく、本来の仕事にはるかに時間をかけられるようになっています」

「当社のデータ処理手順が整備されると、すぐに日単位、場合によっては時間単位でもデータを提供できるようになりました」と、ビッグデータアーキテクチャ部門シニアマネージャーの Marc Gallman 氏は語っています。

同社における改善は、効率の 95% 向上では終わりません。Gallman 氏は、データ側のパフォーマンスをさらに向上させ続ける予定です。「Tableau で立てている目標は、ダッシュボード内のあらゆるクリックで 5 秒以下のパフォーマンスを達成することです」

Tableau の導入で、効率は 95% 向上しました。従業員はレポートの作成に追われるのではなく、本来の仕事にはるかに時間をかけられるようになっています。

「私たちは、インサイトをビジネス部門に提供するという重要な責務を果たすことができます。これは、意思決定者が最終的に会社にとってプラスになる意思決定を行い、アクションを起こすのに役立ちます」と、Nair 氏は語りました。

同チームは、Amazon Web Services や Hortonworks Hadoop Hive などのソースから、簡単にデータを引き出すことができます。「エンジンは以前より速く動作するので、提供できるダッシュボードやインサイトも速く効率的にすることが可能です」

Tableau の活用によって、部門がニーズに合わせて総合的なレポートをカスタマイズできるようになり、その結果、アドホックなリクエストは減ると同時に、ニーズに合ったダッシュボードソリューションが増えています。また、このレポートは、週 1 回ではなく最高で 1 日に 3 回、最新のデータで更新されるようになりました。

「当社は、インタラクティブ性の高い、1 つに統合されたレポートに移行しました」と、Nair 氏は説明しています。「従業員は実際に、自分でダッシュボードを調べてビジネス上のさまざまな質問を投げかけ、答えを直接得て、より迅速に意思決定を行うことができます」

「組織の DNA を根本から変える」 10,000 名以上の Tableau ユーザー

シニアエグゼクティブ陣がビジュアル分析の価値を理解していることから、Lenovo 社内全体でユーザーがさらに増えつつあります。Lenovo 社は Tableau Server の 8 コアインスタンスからスタートしましたが、ユーザーの増加に伴い短期間で 16 コアまで拡大しました。現在では、10,000 名を超えるユーザーが Tableau ダッシュボードを利用しています。

「ビジネス上のごく狭い用途から始めましたが、あっという間に広がっていきました。Tableau のおかげで本当にシンプルになっています。誰もがビッグデータ分析を必要としていますが、Tableau ならシンプルに行えるのです」と語るのは、グローバルビジネスインテリジェンス部門ディレクターの Ashish Braganza 氏です。

「Tableau を使い始めた時点で私たちが考えていたのは、ダッシュボードとレポートの作成だけでした。まさか Tableau が組織の DNA を根本から変えるだろうなどとは、誰も予想していませんでした」と、Braganza 氏は述べました。

利用が広がるにつれ Lenovo 社の文化は変化し、課題に対してデータをより重視したアプローチを取るようになったと Braganza 氏は語ります。

「ソリューションやテクノロジーの面だけではありません。データに対する文化がどのように変わったかということも重要です」

規模に応じたセルフサービス分析の管理

このようなコラボレーション環境で Lenovo 社のデータを管理するために、同チームは Tableau Server にシングルサインオンを統合し、ユーザーエクスペリエンスの向上を図りました。Tableau Server は、ローカルの ID ストアに保存されたサイトロールに基づいて、Tableau リソースへのユーザーアクセスを管理します。この機能は、Lenovo 社が規模に応じたセルフサービス分析をサポートするのに役立っています。

カスタマーエクスペリエンス分析チームで、テストおよびパーソナライズ担当シニアマネージャーを務める Josh Fitzhugh 氏は、次のように述べています。「チームは Tableau のおかげで、膨大な量の蓄積されたデータを受け入れ、規模に応じて誰もが利用できるようにする提供方法をすんなりと考え出すことができました」

「私は生まれつき簡単には信用しない性格なのですが、Tableau が組織全体に広がっていったスピードには驚かされるばかりでした」と、Braganza 氏は語っています。

Tableau を使い始めた時点で私たちが考えていたのは、ダッシュボードとレポートの作成だけでした。まさか Tableau が組織の DNA を根本から変えるだろうなどとは、誰も予想していませんでした。ソリューションやテクノロジーの面だけではありません。データに対する文化がどのように変わったかということも重要です。

対象を絞り込んだ e コマース戦略が収益を拡大

競争の激しい e コマース市場で、Lenovo 社はアジャイルであり続ける必要があります。「適応しなければ当社は後れを取り、可能な限り迅速に変化をもたらすことができなくなるでしょう」と、Nair 氏は述べました。

スピードを維持できるようにするために、Lenovo 社の分析チームは、社内の統合カスタマーインテリジェンスプラットフォーム (LUCI Sky) のデータを Tableau に読み込ませ、同社の e コマースサイトにおけるカスタマーエクスペリエンスを分析しています。Tableau ダッシュボードには、カスタマージャーニーの各段階で顧客がコンテンツをどのように操作しているかが示されており、Lenovo 社のチームが顧客ターゲットをより効果的に絞り込み、最終的には製品売上を伸ばすのに役立っています。

Nair 氏はこう語ります。「Tableau は、検討から始まり購入後のシナリオまでのさまざまな段階がある、エンゲージメントジャーニーを描くのに役立っています。その成果は、経営陣も含めた組織全体で、日々の意思決定に利用されています」

Nair 氏は Analytics India Magazine 誌に先ごろ掲載された記事 (英語) で、Lenovo 社のチームがデータソースを統合してカスタマーエクスペリエンスの全体像を見るのに、Tableau がどのように役立っているかを語っています。

「30 の異なるデータソースを統合して、独自のダッシュボードを 1 つ作成しました」と、Nair 氏は述べました。「そのデータソースはいずれも、ソーシャルメディア、小売企業の Web サイト、アンケートなどから集めた、顧客からのフィードバックに関わるものです。当社は、Lenovo 製品に関する話題や顧客のセンチメントを理解するために、その全データを検討して自然言語処理を行っています」

「リアルタイムで意思決定を行える能力で、従業員はビジネス上の意思決定を短時間で行えるようになり、それが言うまでもなく売上や収益などの重要な成功指標の向上につながっていきます」

100 件以上のレポートから戦略的な人事ダッシュボードへ

Lenovo 社では、分析チームによって新たな能力を得ることができた部門がいくつかあります。その 1 つが人事部門です。

Tableau を導入するまで、人事チームは人材獲得、給与、販売報酬、自然減員、従業員数の管理で、全世界の 100 件以上のレポート作成に追われる状態でした。そしてそれにより、レポート作成のサイクルが長期化し、人事部門のリーダーはデータドリブンな意思決定を行いにくくなっていました。

しかし、Tableau を活用し始めてわずか 3 か月以内で、Lenovo 社の人事組織はインサイトを重視した一連の戦略的なダッシュボードを作成し、同部門の重要なマイルストーンの達成に役立てられるようになりました。

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