ダッシュボードの種類

ダッシュボードはカスタマイズできるため、明確な種類には分けにくいと言えます。しかし、大きく分類すると次の 7 つの種類があります。

ビジネスダッシュボード

企業は、データがなければしっかりした意思決定ができません。そこで役に立つのがビジネスダッシュボードです。ビジネスダッシュボードは、売上や財務、運営、マーケティング、人事などさまざまな種類のデータを扱うことができます。戦略計画の策定、提案の練り上げに必要なデータを責任者や管理職が得られるように設計されます。

エグゼクティブダッシュボード

エグゼクティブダッシュボードはビジネスダッシュボードの一種であり、経営陣を対象にして、重要度のきわめて高い指標を視覚化するためのものです。通常、全体像を示すデータが使われますが、重要なビジネス活動や業績をリーダーに対して可視化し、より情報に基づく意思決定、質の高い計画、効果の評価を支援します。

KPI ダッシュボード

おそらく最も重要なもののひとつとして挙げられるのが、分野のエキスパートや経営幹部、一般ユーザーに使われる重要業績評価指標 (KPI) ダッシュボードです。重要なデータポイントのパフォーマンスを一目でわかるよう視覚的に示し、主要目標に対する進捗状況を明らかにします。KPI ダッシュボードで何より重要なのは、何が KPI なのかを把握して、その最善の測定方法を見出すことです。

プロジェクトダッシュボード

大規模なプロジェクトを遂行、管理する場合に、進捗状況を追跡して、チームや他の主要ステークホルダーと共有するための便利なツールです。プロジェクトの状況、インサイト、主なデータの全体像を提供します。

パフォーマンスダッシュボード

用途の広いパフォーマンスダッシュボードでは、全体的な業績から各キャンペーンのパフォーマンスまでどのようなものでも追跡することができます。マーケティング、財務、宣伝広告、人事などの部署で役立ちます。

Web サイトダッシュボード

サイトパフォーマンスを追跡する場合は、Web サイトダッシュボードを作成するといいでしょう。このダッシュボードは、全体的なトラフィック、ユーザー総数、アクティブユーザー数、e コマース活動、売上、収益などのデータを追跡します。組織のサイトがシンプルでも複雑でも、指標を総合的かつ明確に示すことができます。

業務ダッシュボード

一般的な種類のビジネスダッシュボードです。すでに述べた、全体像を示す各ダッシュボードとは異なり、日々の事業運営を支援して、日常業務の状況をユーザーにエンドツーエンドで示すことに特化しています。

業界ダッシュボード

ダッシュボードは用途が広く、ユーザーや組織のニーズに合わせてカスタマイズできるため、さまざまな業界で一般的なツールとなっています。意思決定でデータ分析に頼るところが大きい業界 (医療、営業、マーケティングなど) で、意思決定や問題解決の支援として使われます。

一般的な業界ダッシュボードの例をご紹介します。

医療ダッシュボード

医療業界では大量の重要なデータが扱われており、これには入退院率、コスト、職員配置、保険金請求、予約来院率、無断キャンセル率などがあります。医療ダッシュボードはそうした情報を利用、理解しやすくし、セキュリティを維持。臨床医や医療事務担当者、医療スタッフが患者アウトカムの改善に注力できるよう支援します。

マーケティングダッシュボード

マーケティング担当者はレベルにかかわらず、オンライン追跡と分析の複雑さに伴いきわめて大量のデータを扱っています。そのため、分析を効率的に行い、キャンペーンやパフォーマンスの強化に役立つ重要なインサイトを見出すのに、ダッシュボードを必要としています。マーケティングダッシュボードには、投資収益率 (ROI)、解約率、維持率、リード数、リード当たりのコスト、収益、目標達成率などのデータが使われます。

小売ダッシュボード

e コマースと実店舗では、在庫や利益に関する複雑なデータが扱われているため、マネージャーやオーナーの多くが小売ダッシュボードを利用しています。小売ダッシュボードは一般的に、販売数、純利益、在庫、来店客数、従業員の離職数やパフォーマンスなどのデータを使用して、業績や顧客エンゲージメント、サービス改善の方法などの面を小売業者が把握できるよう支援します。

営業ダッシュボード

営業は、数多くのステップと人が関わる複雑なプロセスです。営業ダッシュボードは営業プロセスと主な KPI によって異なることがありますが、通常使われるデータは、リード数、進行中の案件数、商談数、連絡先、成約数、失注数、収益などです。さまざまな目標に対して、達成、超過達成、未達を営業担当者に示します。