2025/08/26

Tableau Cloud カスタムドメインのご紹介

Tableau が優先的に取り組んだカスタムドメイン機能は、Tableau Cloud でコンテンツの埋め込みとパブリッシュを簡単に行えるようにするためのものです。機能の内容、お客様に対するインパクト、Tableau の対応を詳しくご紹介します。

Tableau Cloud カスタムドメインとは

(サイトごとの) カスタムドメインは、サイト管理者がサブドメイン (例: analytics.example.com) を設定し、パブリッシュされたコンテンツを簡単に埋め込んでアクセスできるようにする、Tableau Cloud の新機能です。カスタムドメインを使用すると、サイト管理者はステークホルダーを Tableau Cloud コンテンツへ効率良くルーティングすることが可能。ブランドアイデンティティを維持した組織独自のサブドメイン URL を提供できるため、現在の複雑でわかりにくいポッド URL を覚えてそれだけに頼る必要はなくなります。

Tableau ユーザーに対する主なメリット

分析結果のシームレスな埋め込み
カスタムドメインは特に、顧客の埋め込み時にサードパーティー Cookie を既定でブロックする一部のブラウザーに対処することができます。Tableau Cloud のカスタムドメイン機能でサイト管理者は独自のサブドメインを設定できるため、埋め込まれたコンテンツは所有ドメイン (ファーストパーティー) から読み込まれるようになり、前述したサードパーティー Cookie の問題が解決されます。

ブランドアイデンティティとセキュリティの強化
カスタムドメイン機能を利用すると、自社 URL の下で Tableau コンテンツを提示できるため、ブランドアイデンティティとセキュリティが向上。スタッフやパートナー、顧客に対して、埋め込み時よりいっそうプロフェッショナルで信頼される Web サイトが実現します。また、ブラウザーが既定でブロックしない場合でも、カスタムドメインにより、Tableau サイトの詳細情報を見せずにパブリッシュされたコンテンツの埋め込みとアクセスが可能に。そのため、Safari や Chrome などのブラウザーに対応して、サードパーティー Cookie が持つプライバシーやセキュリティ上の懸念に対処することができます。

すべての人にとってアクセスがシンプルに
カスタムドメインを利用すると、ダッシュボードやレポートにアクセスするためのシンプルで覚えやすい Web アドレスをステークホルダーに提供できます。それにより、リンクの共有や Tableau Cloud サイトへのトラフィック誘導が行いやすくなります。

カスタムドメインを使い始めるために

Tableau Cloud のこの機能では、サイト管理者がサイト設定でカスタムドメインを作成、設定することができます。カスタムドメイン機能に追加コストは発生しません。お客様/サイト管理者は、各サイトそれぞれのサイト設定から、どのサイトでもカスタムドメインの利用、設定が可能です。

注: Tableau Cloud でカスタムドメインを追加するには、ユーザーと TLS 証明書に関する下記の要件を満たす必要があります。詳しい情報と設定手順はオンラインヘルプでご覧ください。下記の情報は使い始めるための概要です。

要件

  • Tableau Cloud サイトに対する管理者のアクセス権
  • 親ドメインの DNS 構成に対する管理者特権
  • 必須ではありませんが設定を始める前に、信頼できる認証局 (Verisign、Thawte、Comodo、GoDaddy など) から、有効な TLS 証明書チェーンファイルと秘密キーを入手しておくとよいでしょう。また、カスタムドメインの DNS 情報の設定後にレコードを更新する必要があるため、事前に組織内の IT/DNS チームに伝えておくこともおすすめします。

(サイトごとの) カスタムドメインを設定するには、Tableau Cloud サイトに管理者としてサインインし、設定を開いて、[カスタムドメイン] セクションで手順を実行してください。

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