Tableau が Salesforce Customer 360 でのスマートなエクスペリエンスと詳細なインサイトの取得を促進

Revenue Intelligence、Tableau CRM for Net Zero Cloud、CDP Direct Data などのイノベーションにより、Tableau は Salesforce でのスマートなエクスペリエンスを促進します。

今日のデジタルファーストの世界で優位性を求めているリーダーにとって必要なのは、自社データのほかにありません。どのような組織でも、すべての事業部門でデータドリブンな意思決定を行えば、疑問への答えを見いだせると同時に、お客様により優れたサービスを提供し、新たな商機を見出すこともできるようになります。

Tableau は、CRM データからのさらに詳細なインサイト獲得を促進し、分析環境への投資から価値を得るまでの時間を短縮して、Salesforce Customer 360 全体でのよりスマートなエクスペリエンスを実現する、新たなイノベーションを Dreamforce 2021 で発表しました (英語)。 CRM Analytics は、Salesforce のお客様のワークフローの中で使用できるため、どの業界でも、どの Salesforce クラウドを使っていても、データを理解し、インサイトを発見し、AI を活用したインサイトをに基づいたビジネス上の意思決定を、自信をもって行うことを可能にします。

そして本日は、Salesforce の 2022 年春のリリースに搭載される、CRM Analytics のパワーを示す新機能の例をご紹介します。 

よりスマートなインサイトが売上増加を促進

Revenue Intelligence のスクリーンショット:  パイプライン検査フロー

Revenue Intelligence: パイプライン検査フロー

勘のみに頼った営業と比較して、データドリブンな営業は、強力な競争力をを提供します。McKinsey 社の調査によると、データドリブンな組織は競合他社よりも、顧客を獲得する確率が 23 倍 (リンク先英語)、顧客ロイヤルティが 9 倍高くなる可能性があることが報告されています。営業リーダーには、収益のライフサイクルおよび顧客タッチポイント全体に関するビジネスの健全性を分析する、より強力かつ迅速な方法が必要です。

Revenue Intelligence は、世界トップクラスの成長を誇るプラットフォームの Sales Cloud と世界トップクラスの分析プラットフォームである Tableau を統合し、販売と収益のサイクル全体にわたるインサイトを営業リーダーに提供するよう設計された統合収益管理コマンドセンターです。商談成立から、新たなパイプラインを築くための予測の設定まで、Revenue Intelligence はインサイトを行動につなげるのに役立ちます。

Revenue Intelligence が可能にすること:

  • 実用的なインサイトによって目標を超える。業務の目的に合わせて構築された分析のフローでパイプラインのギャップに対処し、予測の正確性を向上させます。
  • データに合わせて戦略を調整する。営業担当者、地域、顧客全体にわたる成功事例のトレンドをすばやく発見し、大規模に業績を向上させます。
  • 自信をもって営業担当者を指導する。AI を活用したインサイトによって取引の健全性を向上させ、パイプラインの拡大と商談成立の迅速化を促します。
  • あらゆる場所でデータと AI の活用を強化する。Salesforce と外部のデータを統合することで、誰もが自社のビジネス向けに調整されたインサイトを取得できます。

「成長を促進させるために私がまず行うことは、営業担当者ができる限り業務をしやすい環境を作ることです」と、Juniper Networks 社の最高収益責任者、Marcus Jewell 氏は述べています。「私たちはそれを Salesforce で実現しました。次の最善のアクションを明確に理解し、営業を強化する方法を見つけられるからです。Salesforce では、自社のパイプラインと顧客エンゲージメントに関するデータを 1 か所に集めることができます。そして、営業担当者の指導方法や、インパクトをもたらすために重視する必要がある取引の特定、営業プロセスで摩擦をなくせる場所の判断など、様々な意思決定にそのデータを役立てています。Salesforce はビジネス全体に対する可視性を提供するため、リーダーである私は、より優れた予測を得ることができます。データドリブンな視点を得るために Einstein AI も使い始めており、予測のリスク低減と予測可能性の向上に役立っています」

営業組織が新たな営業環境に迅速に適応できるようにするには、ビジネスとパイプラインの健全性を包括的に確認できることが不可欠です。Revenue Intelligence は、どこからでも仕事を行う今の世界において、どんな営業チームも、ワークフローの中で商機を最大化するのに役立ちます。

顧客インサイトで組織を強化 - データの移動は不要

Tableau では、収益を促進できるように組織を支援するだけでなく、組織が最も必要とするところで、信頼できるデータにアクセスできることが今後最も重要になると考えています。CDP Direct Data は、CRM Analytics の力を直接、Salesforce Customer 360 にもたらす機能です。

データの移動は困難な作業で、時間もかかります。特にデータ量が多い場合はなおさらです。Salesforce CDP は、データを単一の安全なライブデータソースに組み込むことで、組織全体で共有できるデータの統合ビューを提供します。また、Customer 360 では、データを移動させることなく、CDP Direct を使用して直接 Salesforce CDP にクエリを実行することができます。また、Lightning UI を活用すれば、ワークフロー内でインサイトを構築し、埋め込むことができます。各種のデータを単一の情報源として統合することで、業務フローの中で分析によるインサイトを取得することができるようになります。

Salesforce CDP は CRM Analytics にネイティブで統合されています。その利点には次のようなものがあります。

  • すばやく開始可能。コネクタやデータのセットアップが不要なため、データ準備の時間を短縮できます。
  • 簡単にアクセス。Salesforce にシングルサインオンでログインし、CRM Analytics と Salesforce CDP の両方にアクセスできるため、パスワード疲れを軽減できます。
  • 高いセキュリティとコンテキストに応じた制御。ログインしたプロフィールでクエリが実行され、共有ルールが自動的に適用されるため、一元的に制御できます。
  • メタデータを認識。CDP オブジェクトとフィールドラベルを再利用して分析アセットを構築できるため、データマッピングを簡素化できます。

未来はネットゼロ

CRM Analytics for Net Zero Cloud のスクリーンショット
CRM Analytics for Net Zero Cloud

サステナビリティは、多くの組織にとって最優先事項ですが、エネルギー消費量や出張による炭素排出量の分析は、往々にして複雑で時間のかかる作業です。KPMG 2021 CEO Outlook レポート (英語) によると、最高経営責任者は、組織の成長に対する最大のリスクの 1 つとして気候変動を挙げています。

今春のリリースでは、CRM Analytics のダッシュボードの強化と実用的なインサイトの提示を行い、Salesforce の Net Zero Cloud のシナリオプランニングと予測を提供します。どの組織も、Customer 360 ソリューションでカーボンニュートラルを達成するための措置を講じることができるようになりました。

Tableau の信頼できる分析機能を使用することで、環境に関するすべてのデータを Net Zero Cloud 内で追跡し、分析し、報告することができます。これは、組織が信頼できる単一の情報源から、より簡単かつ効率的にカーボンフットプリントを定量化し、気候変動に対するアクションプランを策定するのに役立ちます。CRM Analytics for Net Zero Cloud は、簡単に測定値を追跡し、それに応じてプランニングを調整して炭素排出量を削減できるように構築されています。

主な機能:

  • サステナビリティの取り組みに関する包括的なビュー: 炭素排出量、予測、再生可能エネルギーの重点領域、調達活動、出張、監査にわたる、組織の包括的なビューを確認できます。
  • インサイトを得て問題領域に焦点を合わせる: 組織が設定した目標を達成するために、対処が必要な問題に重点を置きます。主要なパラメーターを 1 か所ですべて見ることができるため、監査人が迅速にデータを検証するのにも、このインサイトが役立ちます。
  • 実用的なデータでチームを強化する: サステナビリティに対する取り組みを組織全体に広げるために、わかりやすいビジュアライゼーションを通じて実用的なデータを得ることができます。

Tableau は、Salesforce のお客様がトレンドを特定し、結果を予測し、よりスマートな意思決定を行うのに役立ちます。その方法の詳細は、Salesforce の分析ソリューションページをご覧ください