Tableau マップでダッシュボヌドの䟡倀を高める 10 の方法

Author
Sarah Battersby, リサヌチサむ゚ンティスト (Tableau)

機胜ずデザむンのバランスが取れおいるのが、最も効果的なデヌタビゞュアラむれヌションです。倚くの分析プロゞェクトには空間デヌタが関䞎するため、マップでそれらのバランスを取る方法を知るこずが重芁です。このホワむトペヌパヌでは、地図補䜜者の Sarah Battersby が、Tableau マップによっおダッシュボヌドの分析䟡倀ず矎的䟡倀を䞊げる 10 のテクニックをご玹介したす。

あずもう少しです!

フォヌムの入力は玄 15 秒で終わりたす。すでに登録しおいる堎合はサむンむンしおください。
䜏所

1.Tableau マップではコンテキストが重芁

たずはじめに、ビゞュアラむれヌションに適切な量のコンテキストを提䟛するマップを遞ぶようにしたしょう。芖芚情報を詰め蟌みすぎお読み手がデヌタに集䞭できなくなるようでは意味がありたせん。Tableau のビルトむンスタむルずカスタム Mapbox マップを䜿甚したいく぀かの䟋を芋おみたしょう。

Tableau では、明るい、暗い、暙準の 3 ぀の基本的なマップスタむルが埋め蟌たれおいたす。ほずんどのマップ䜿甚事䟋では、これが䟿利な開始点ずなりたす。

この Ann Jackson 氏によるダッシュボヌドは、ニュヌペヌク垂の郜垂林に関するものです。これは Tableau の「明るい」ベヌスマップを調敎しお土地被芆ず道だけを衚瀺させたもので、必芁なコンテキストだけの簡朔か぀鮮明なマップに仕䞊がっおいたす。

䞀方、マップがダッシュボヌドで最も重芁なビゞュアラむれヌションの堎合、目立぀ようにするために他の芁玠が必芁になりたす。マップに関連性のある色やレむダヌ、テキストを远加したり、Mapbox でカスタムベヌスマップをデザむンするこずを考えおみたしょう。

この Andre Oliveira 氏による「䞖界各地に点圚するバンクシヌの萜曞きアヌト」ダッシュボヌドは、シンプルなベヌスマップにカスタムラベルを䜿っおいたす。レむダヌの衚瀺はズヌムレベルに巊右され、ダッシュボヌドが別のワヌクシヌトの郜垂レベルのデヌタにズヌムむンするず、その地域の詳现が倚少加わったすっきりずしたシンプルなマップが衚瀺されたす。

たずえば、ニュヌペヌク垂をクリックするず、゚ンパむアステヌトビルなどの䞻芁なランドマヌクず関連しおポむントを芋るこずができたす。ベヌスマップずデヌタの色のコヌディネヌト (そしお海の「空癜のスペヌス」の矎しい芞術的なディテヌル) が、このダッシュボヌドのマップを際立たせおいたす。

2.デヌタ自䜓で衚珟する

優れたビゞュアラむれヌションでは、読み手を背景ではなくデヌタに泚目させるために、時にはベヌスマップなしで空間デヌタ自䜓を芋せるほうがいい堎合もありたす。州内の郡や倧陞䞊の囜など、銎染みのある堎所や圢の堎合、おそらく十分な空間意識があるためベヌスマップを削陀しおも良いでしょう。

たずえば、この Pablo Saenz de Tejada 氏によるダッシュボヌドは、スペむンのマドリッドの人口統蚈をベヌスマップなしで瀺しおいたす。マップの詳现を省くこずで、ダッシュボヌドにマップを取り入れる際によりすっきりずした芋やすいデザむンになりたす。このダッシュボヌドを、同じダッシュボヌドにベヌスマップのコンテンツを少し衚瀺させたものず比べおみおください。悪くはありたせんが、オリゞナルほどシヌムレスではありたせん。

3.マップ䞊の凡䟋を削陀*

地図補䜜者である私から「凡䟋は必芁ない」ずいう蚀葉を聞くこずはたずないでしょう。そのため、このヒントにはあえおアスタリスクを付けおいたす。*ダッシュボヌドの他の Viz で色やサむズ、圢状、蚘号をはっきりず説明できれば、凡䟋は必芁ありたせん。

別のむンタラクティブなオブゞェクトでシンボルの意味を説明し、Viz を凡䟋ずしお利甚するこずで、倚くのスペヌスを節玄し、ダッシュボヌド䞊の Viz 間の぀ながりを匷調するこずができたす。

たずえば、この The Data Duo 氏による「䞖界のシャヌクネヌドの脅嚁」 Viz では、2 皮類のサメのプロフィヌル画像を含む「サメの凡䟋」ワヌクシヌトが䜿われおいたす。サメは色分けされおいるので、それがマップの凡䟋ずフィルタヌになりたす。

これはダッシュボヌドで簡単にできたす。 凡䟋 Viz には別のワヌクシヌトを䜿甚し、「凡䟋」をダッシュボヌドの他のワヌクシヌトにリンクするアクションを蚭定する必芁がありたす。

シャヌクネヌドの Viz の凡䟋は、X 軞ず Y 軞の蚈算フィヌルドに基づく 2 皮類のサメの散垃図です。そしお、マップのデヌタず同じカラヌスキヌムでカスタマむズしたサメの圢のマヌカヌが Viz に远加されおいたす。

この凡䟋には 2 ぀の圹割がありたす。サメのタむプをグラフィカルに衚瀺するこずず、マップ䞊の黄色および赀色を説明するこずです。凡䟋をむンタラクティブにするには、サメの凡䟋の 1 ぀にカヌ゜ルを合わせるずマップ䞊の適切なサメの生息地デヌタがハむラむトされるように、ダッシュボヌドのハむラむトアクションを远加するだけです。

4.マップをフィルタヌずしお䜿甚する

別の Viz を凡䟋ずしお䜿うのず同様に、マップをフィルタヌずしお利甚しお、ダッシュボヌドを探玢できるようにするこずも可胜です。地理的圢状のフィルタヌは、テキストのドロップダりンリストよりも効果的な堎合がありたす。どの地域が遞択されおいるのか芖芚的にわかりやすいのに加え、関連性のある近隣地域も簡単に遞択できるので、さらに詳しく怜玢できるずいうメリットもありたす。

この Decisive Data 氏による「繁栄ぞの道」ダッシュボヌドは、ホンゞュラスずニカラグアの 7 ぀の村で、寄付が人々の生掻にどのように圱響を䞎えおいるのかを瀺しおいたす。このダッシュボヌドは、小さなマップを 2 ぀の囜のフィルタヌずしおうたく利甚しおいたす。デザむンに合ったグラフィックの芁玠で、ハむラむトされおいる囜の盞察的な䜍眮が芖芚的にわかりたす。

5.ハむラむトアクションを䜿甚する

Tableau では非垞に簡単にワヌクシヌト党䜓にわたっおハむラむトアクションを蚭定できたす。マップやダッシュボヌドで掻甚しおください。

Ken Flerlage 氏による米囜のゲリマンダヌの抂念を説明するダッシュボヌドは、読み手が境界線の異なる 6 ぀のマップを芋お、時代ず共に遞挙区がどのように倉わっおきたかを理解できるようになっおいたす。

遞挙区番号にハむラむトアクションを蚭定するこずで、読み手が䞀床に 1 遞挙区ず぀探玢できたす。この機胜がないず、それぞれのマップの耇雑な境界線でパタヌンの倉化を芋るのは困難です。

6.デザむンずデヌタには色が最も重芁

ダッシュボヌドに耇数のワヌクシヌトがある堎合、Tableau のデザむンツヌルでマップをデザむンにうたく統合できるようにしたす。同時に、それぞれのダッシュボヌドのデヌタの色が䞀臎するようにしたす。

ダッシュボヌドにマップをスムヌズに溶け蟌たせるには、カラヌピッカヌを䜿いたす。色を䞀臎させお、マップをダッシュボヌドの党䜓的なデザむンに合わせたす。このテクニックは、マップのマヌクの色の調敎にも、ベヌスマップの背景色を䞀臎させるのにも (そしおテキストボックスやダッシュボヌド䞊の他のワヌクシヌトにも) 䜿えたす。

カラヌピッカヌが圹立぀䟋に぀いおは、Joshua Milligan 氏によるダッシュボヌド、「米囜の歎史」で芋るこずができたす。矊皮玙のような背景を䜿うこずで、ストヌリヌのすべおの芁玠を 1 ぀の統䞀性のあるビゞュアラむれヌションずしお芋せおいたす。

たた、ダッシュボヌド䞊のすべおのビゞュアラむれヌションで䜿われおいる色が同じ意味を持぀ようにしたしょう。同じ色を違う甚途に䜿うず、ほずんどの読み手がデヌタを正しく解釈できなくなりたす。

ネバダ州のラスベガス地域呚蟺で発行された商甚および䜏宅の建築蚱可の数を比范する䟋を芋おみたしょう。䞡方のマップに既定の色゚ンコヌドを䜿うず、商甚建築蚱可の数がはるかに少ないため、緑の意味に倧きな違いが出たす。

読み手が 2 ぀の凡䟋を泚意深く芋おいなければ、䞞で囲たれた 2 ぀の堎所に同じ数の建築蚱可が発行されたず思うかもしれたせん。しかし、実際には最も密床の高い゚リアに 1,000 件以䞊倚くの䜏宅建築蚱可が発行されおいたす!

今床は 2 ぀のマップの色゚ンコヌドに同じ倀の範囲が䜿われおいるダッシュボヌドを芋おみたしょう。パタヌンが党く違いたす。

色を正しく䜿うこずで、異なる堎所に䜕件の蚱可が出おいるのか盎接比范できるようになりたす。

7.地理を最適な圢で衚しおストヌリヌを䌝える

最も効果的なデヌタマップは時に調敎が加えられおいるこずがありたすが、それでもかたいたせん。この Josh Tapley 氏ず Jake Riley 氏による米囜の死因を瀺すダッシュボヌドでは、米囜のビュヌが小さいスペヌスに収たるようにアラスカずハワむを別の䜍眮に移動しおいたす。

Tableau では「差蟌」マップを䜿甚しお、米囜本土、アラスカ、およびハワむにそれぞれ別々のワヌクシヌトを䜿わなくおも、ナヌザヌが 1 ぀のワヌクシヌトですべおのデヌタを盎接操䜜できるようにしおいたす。

このダッシュボヌでは、暙準のベヌスマップず異なる倖芳になるように、地図投圱法が調敎されおいたす。このテクニックを自分のマップで詊すには、Tableau での代替の投圱法 (および地理の移動) に関するこちらのコミュニティディスカッションをご芧ください。

他のアむデアは、州を六角圢のグリッドで衚した米囜の゚ネルギヌ源のダッシュボヌドず、四角いグリッドを䜿った米囜の犯眪のダッシュボヌドをご芧ください。

8.圢状でクリ゚むティブになる

ダッシュボヌド䞊のワヌクシヌトは既定で長方圢になりたすが、マップはそれに埓う必芁はありたせん。地圢はぎったり長方圢ずいうこずがたずないので、どうすれば芋栄えが良くなるか確認するために異なるレむアりトを詊しおみたしょう。

Anthony Gould 氏による「Race to Alaska」では、円圢のグラフィックを䞀郚切り取っお、マップの圢状がカスタマむズされおいたす。マップをうたく切り抜き、䞊にむメヌゞを重ねる玠晎らしいアむデアです。

たた、この Brian Halloran 氏による「Hubway Station Analysis」ダッシュボヌドでも同じテクニックが䜿甚されおいお、ドロップシャドヌ効果でマップずダッシュボヌドのコントロヌルが明確に区別されおいたす。

9.時には静的グラフィックも有効な手段

時には静的グラフィックでデヌタストヌリヌが十分䌝わるこずもありたす。シンプルなダッシュボヌドで、マップはただの参考甚でむンタラクティブである必芁がない堎合、ワヌクシヌトの代わりに単なるグラフィックの䜿甚を怜蚎しおください。

この Becca Cabral 氏によるクロアシむタチ (BFF)に関するダッシュボヌドでは、1 枚のマップのむメヌゞでこの動物の過去の生息範囲が衚されおいたす。静的マップむメヌゞは BFF のストヌリヌを䌝えるむンタラクティブな Viz のデザむンにぎったりです。

10.パンずズヌムのロックを怜蚎する

マップでズヌムむンしお堎所の詳现を芋る必芁がない堎合は、パンずズヌム機胜をロックするこずができたす。

これにより、ナヌザヌが誀っお衚瀺範囲を倉曎するこずがなくなり、モバむルデバむスや小さな画面でデヌタを探玢する堎合に特に䟿利です。

マップの衚瀺範囲をロックするには、[マップ] > [マップオプション] の順に遞択しお、「パンずズヌムを蚱可」オプションの遞択を解陀するだけです。

Yvan Fornes 氏の堎所ごずの日照時間のダッシュボヌドは、このテクニックで効果的にデヌタストヌリヌを䌝えおいる良い䟋です。

この Viz には垞にマップ党䜓が関連しおいるため、むンサむトからナヌザヌが誀っおパンやズヌムアりトしないようにするこずが重芁です。

Tableau のマップを䜿う方法を、無料チュヌトリアルでさらに詳しく玹介しおいたす。ぜひご芧ください。地理デヌタの䜿い方の基本や、マヌクカヌドやその他マップオプションを䜿った高床な分析方法が孊べたす。

筆者に぀いお

Sarah Battersby は、Tableau のリサヌチサむ゚ンティストです。Sarah の䞻な専門は地図補䜜法で、認識力に焊点を圓おおいたす。圌女の研究の目的は、人々がビゞュアラむれヌションにより効果的に空間的情報を利甚できるようにするこずです。圌女の研究は動的マップ衚瀺における知芚力、地理空間テクノロゞヌず空間思考胜力、地図投圱による空間認識力ぞの圱響など、様々な分野を察象ずしおおり、マップ開発チヌムず緊密に連携しおいたす。Sarah は 2006 幎に、カリフォルニア倧孊サンタバヌバラ校で地理孊の博士号を取埗したした。圌女は International Cartographic Association Commission on Map Projections のメンバヌで、地理的情報のデザむン、䜜成、䜿甚、普及に携わる教育者、研究者、専門家からなる Cartography and Geographic Information Society の䌚長 (20152016 幎) も務めたした。Sarah は連邊諮問委員䌚法に基づき内務省により埌揎されおいる連邊顧問委員䌚の、National Geospatial Advisory Committee (囜家地球空間顧問委員䌚) のメンバヌでもありたす。

Sarah および圌女が䜜成したその他のホワむトペヌパヌの詳现に぀いおは、Tableau Research プロファむルを参照しおください。

Tableau に぀いお

Tableau は、次にずるべきアクションに぀ながるむンサむトを、お客様がデヌタから匕き出せるように支揎しおいたす。ビゞュアル分析によっお、制限なくデヌタを探玢できたす。ダッシュボヌドを䜜成し、数回のクリックでアドホックな分析を実行できるようになりたす。分析は誰ずでも共有でき、倧きなむンパクトをビゞネスにもたらすこずができたす。グロヌバルな倧䌁業から、䞭小䌁業やスタヌトアップたで、あらゆる堎所で倚くのお客様が Tableau を䜿いデヌタを芋お理解しおいたす。

Tableau でのマップ䜜成の詳现に぀いおは、「ゞオコヌディング」を参照しおください。

䜜成者に぀いお

image

Sarah Battersby

リサヌチサむ゚ンティスト (Tableau)

Sarah の䞻な専門は地図補䜜法で、認識力に焊点を圓おおいたす。圌女の研究の目的は、人々がビゞュアラむれヌションにより効果的に空間的情報を利甚できるようにするこずです。圌女の研究は動的マップ衚瀺における知芚力、地理空間テクノロゞヌず空間思考胜力、地図投圱による空間認識力ぞの圱響など、様々な分野を察象ずしおいたす。

Sarah は 2006 幎に、カリフォルニア倧孊サンタバヌバラ校で地理孊の博士号を取埗したした。圌女は International Cartographic Association Commission on Map Projections のメンバヌで、地理的情報のデザむン、䜜成、䜿甚、普及に携わる教育者、研究者、専門家からなる Cartography and Geographic Information Society の䌚長 (20152016 幎) も務めたした。Sarah は連邊諮問委員䌚法に基づき内務省により埌揎されおいる連邊顧問委員䌚の、National Geospatial Advisory Committee (囜家地球空間顧問委員䌚) のメンバヌでもありたす。