BI ツールの評価方法

BI ツールの評価方法


現在の企業では、2 つの大切な資産をフルに活用する手段が模索されています。その大切な資産とは、人とデータです。そのためには、企業全体で利用できるモダン分析プラットフォームが求められます。

エンタープライズ対応のプラットフォームなら、ガバナンスやセキュリティを犠牲にすることなく、ビジネスのアジャイル性を実現することができます。ここでは、モダン分析プラットフォームを評価する上で検討すべき 5 つのポイントをご紹介します。

1. データを視覚的に探索できるかどうか

Visually explore data with Tableau's BI tools. (hands on computer with graphs on screen)

自然に問題を解決できるビジュアル分析プラットフォームを選択しましょう。データを視覚的に探索でき、視覚的なフィードバックが得られ、インサイトの発見に役立つプラットフォームである必要があります。また、分析の種類によって他の製品に切り替える必要がなく、1 つの直感的なインターフェイスから外観の良いビジュアライゼーションを作成することができ、発見したインサイトを他のユーザーと共有できるものでなければなりません。

デモを見るだけで判断せず、無料のトライアル版を入手して、実際にそのツールを試してみてください。1 つだけでなく、いくつかの質問の答えを見つけられるかどうか試してみましょう。コーディングやプログラミングの知識がなくても、分析を深く掘り下げ、限度なく探索できるかどうか確認してみてください。

2. 既存のデータ戦略に合わせた導入方法を選択できるかどうか

Business intelligence deployment

どれほど強力な分析ツールでも、使用したいデータに簡単に接続できなければ、役に立ちません。データがどこにあっても、最適化されたネイティブな接続が可能で、迅速な分析ができるのが、最適な分析プラットフォームです。インメモリにする必要がなく、ライブでデータ分析が可能です。また、最適化されたパフォーマンスでデータベースを照会でき、これまでに投資したデータベースを最大限に活用することもできます。

また、分析を導入するにあたって、オンプレミスでもクラウドでも、あるいはハイブリッド環境でも、必要に応じて導入先を選択できる必要があります。何かを変更したり、別の製品を購入したりする必要がなく、既存のデータ戦略とシームレスに統合できることも求められます。会社のポータルやその他のエンタープライズアプリケーションにも簡単に組み込むことができ、ユーザーが必要な場所で利用できることも必要です。

3. 管理可能なセルフサービス分析を大規模に実現できるか

データの価値を最大限に高めるためには、管理可能なセルフサービス分析を大規模に展開できる必要があります。ビジネスユーザーにとって使いやすく、IT 部門が信頼できるツールであることが、組織全体にとって有益な分析ツールに必要な条件です。

適切なプラットフォームを備えた組織では、IT 部門が実現可能にしビジネス部門が主導する、分析のアプローチが可能になります。IT 部門は、ビジネスのアジャイル性やイノベーションを阻害することなく、データを保護し、データの完全性を保証する、セキュリティとガバナンスに優れた環境を構築できます。

適切なプラットフォームがあれば、アナリストでなくても、誰もがデータについて語ることができ、インサイトを活用できるようになります。そのようなプラットフォームは、組織で誰もがデータを重視してビジネス判断を行うという、分析の文化を構築するのに役立ちます。

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4. 総所有コスト (TCO) はどうか

BI total cost of ownership

プラットフォームを評価する際には、総所有コスト (TCO) を考慮します。購入価格だけで判断せず、すべての観点から比較を行ってください。無料のプラットフォームであっても、現在だけでなく将来に向けて企業環境で利用していくために必要となる、その他の付加的コンポーネントを追加してください。

無料のツールが結局は高くつくこともあります。無料のツールでエンタープライズレベルの要件を満たすためには、より多くの製品、人材、インフラストラクチャが必要になることが少なくありません。そして多くの場合、すべてが適切に機能する方法を自分で見つけ出す必要があります。

5. 顧客の成功に尽力してくれる会社かどうか

Business intelligence success at the customer level

お客様の成功を支援する会社の製品を購入しましょう。分析プラットフォームで人々を支援することをミッションとして掲げる会社を選ぶべきです。その会社は、その分析プラットフォームの研究・開発に十分な時間をかけているでしょうか。その会社の歴史を見て、今後も革新を継続できると予想できますか。導入がスムーズに進むように、ユーザーイネーブルメントを優先していますか。

他の顧客の声を参考にしましょう。熱心なユーザーがいますか。その製品で成果は上がっていますか。熱心なユーザーがいることは、その製品が成果を上げており、そのスキルが求められていることを示す証拠となります。また、熱心なユーザーが多ければ充実したナレッジベースが構築されているため、新規のユーザーは利用と成功を推進するためにそれを活用できます。

BI 評価に関するその他のリソース

ホワイトペーパー

BI 評価ガイド

最新のビジネスインテリジェンスモデルに移行するには、IT 部門は、計画全体のあらゆる側面でビジネス部門が関わる連携した取り組みを採用する必要があります。このガイドは、プラットフォームの評価と選定に重点を置いています。また、各プラットフォームが最新の分析ワークフローを実行する能力を評価し、組織全体のユーザーが持つ多様なニーズに対処する際に、IT 部門がビジネスユーザーやアナリストと連携して利用するためのものです。

Tableau の違いとは

Tableau のような機能を持つとされるツールは多数ありますが、そのツールで本当にできることは何なのか、きちんと把握しておくことが重要です。この短いビデオでは、Tableau が他の BI ツールとどこが違うのかを紹介します。その違いが価値を生むことを、ご自身の目でお確かめください。

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