Tableau 2021.3 の新機能 — Data Management の機能強化、Slack 通知、個人用スペースなど

最新の Tableau がリリースされました。Tableau 2021.3 では、規模に応じてワークフローや組織に効率性をもたらす最新の機能が登場しています。 今すぐアップグレード して、新しいイノベーションを利用し、全社で Tableau プラットフォームの力を最大限に活用してください。

Tableau 2021.3 リリースの注目の新機能は以下のとおりです。

  • どこからでも、 Tableau に関する通知を Slack で直接 取得できます。データドリブンアラート、コメントのメンション、共有の通知を受け取って、データの最新状況を把握しましょう。
  • Data Management が改善され、データの準備と管理機能がさらに強化されました。これには、Tableau Prep の リンクされたタスク行の作成 、Tableau Catalog の データ品質に関する警告 (DQW) のメール配信 Web 作成環境の継承された説明 などの機能が挙げられます。
  • Tableau Server と Tableau Online のサイトには、安全にデータを探索し、他のユーザーと共有する準備ができていないコンテンツを保存できる 個人用スペースが登場しました。
  • 整備された Tableau Desktop のカスタムのサンプルワークブックを使うと、Desktop ユーザーに、一層便利なスタートページを作ることができます。

では、今回のリリースの主な新機能を一部詳しくご紹介しましょう。

 

Tableau に関する Slack 通知であらゆるディスカッションの中心にデータを据える

Tableau for Slack 登場! 新たな製品統合により、 Tableau と Slack のパワーを組み合わせて、ビジネスフローに分析を直接組み込むことができます。分析の利用者を組織全体に広げて、誰もがより迅速にデータドリブンな意思決定を行えるようにするのに役立ちます。Tableau 2021.3 リリースでは、重要な 通知を Slack で直接受け取ることができるようになりました。

  • データドリブンアラート: 設定した特定のデータしきい値がトリガーされたとき、Slack で直接通知を受け取れます。たとえば、チームで四半期売上目標の 90% を達成したときに通知を受けたいとします。その場合、達成されたときにユーザーとそのチームに Slack で直接通知されるように設定すると、目標達成に向けて全員が最終的な契約締結にラストスパートをかけることができます。

Image of a Slack window showing a notification from the Tableau for Slack app that reads "Current Quarter Quota has reached threshold," with a screenshot of a Tableau dashboard that has a line chart showing a Sales Summary for the quarter.

  • コメントのメンション: Tableau ダッシュボード内のコメントでメンションされたときに、Slack で直接通知を受けられます。通知されたら、ダッシュボードを開くことも、コメントしたユーザーに Slack で直接連絡することもできます。ワークフローでのコラボレーションがこれまでになく簡単になりました。
  • コンテンツの共有: ダッシュボードや主要なインサイトへのリンクをメールで送る必要はもうありません。ワンクリックするだけで、Slack 経由で直接共有して、分析で簡単にコラボレーションできるようになりました。

 

データの信頼性を高める Tableau Prep や Tableau Catalog の新たな機能強化

Tableau 2021.3 では、Data Management の新機能でデータ利用の効率が高まります。今回の機能強化により、ユーザーもチームも分析に適切なデータが使われていることを信頼でき、一層迅速に行動できるようになります。

Tableau Prep

  • Tableau Prep Conductor のリンクされたタスク: Tableau Server 上の一連のフローを手作業でモニタリング、スケジュール設定する必要はもうありません。リンクされたタスクの機能を利用すると、複数のフロージョブを簡単に自動化して、前のタスクが正常に完了した後に連続して実行されるように設定することができます。
  • Tableau Prep による行作成: 日付、日付と時刻、整数に基づいて足りない行を生成し、データの欠落部分を補いましょう。これにより、ダウンストリームのプロセスで漏れのない完全なデータセットを扱えるようにして、より精確なビジュアライゼーションを作成することができます。

Tableau Catalog

  • データ品質に関する警告 (DQW) のメール配信: データ品質に関する警告のメールに登録すると、データの潜在的な問題について直接通知を受け取れます。メール内のリンクをクリックするだけで、その警告の対象になっているダッシュボードに直接移動し、すぐに [データの詳細] ペインで詳しい情報を見ることができます。

Image of a data quality warning for a view in a Tableau dashboard. The data quality warning states that the data is stale

  • Web 作成環境の継承された説明: Tableau Catalog では、継承された説明を Web 作成フロー内で直接表示して、データのより詳しい背景情報を確認できるようになりました。フィールドや列の説明が、アップストリームのデータソースまたはワークブック内のフィールドや列にある場合、説明の継承元に関する情報が表示されます。

 

各ユーザー専用の個人用スペースでデータを探索し、ドラフトのワークブックを保存

データの操作、利用、探索は誰もが行うことですが、これまでは探索途中のコンテンツを保存するのに向いた場所はありませんでした。しかし、これからは違います。個人用スペースが利用できるようになりました。これは、他のユーザーと共有する準備がまだ調っていないコンテンツを保存、ステージングできる、Tableau Server/Online 上に新たに設けられた個人用の場所です。

個人用スペースを利用すると、ユーザーは自分のペースで気軽にコンテンツを保存することができます。どのような分析段階にあるか、アドホックな探索なのかプレゼンテーション用ダッシュボードのドラフトのステージングなのかは問いません。ドラフトコンテンツ専用のスペースが設けられたため、他のユーザーに見えるサイトから余分なコンテンツがなくなり、「ノイズ」の海の中を探し回らなくても完成して公開されたコンテンツを探しやすくなります。

Image of "Personal Space" featuring three blue and orange data visualizations that are still being drafted and not yet ready for sharing

管理者にとっても、サイトで同様の環境を提供するためにユーザーごとにプライベートプロジェクトを作成するという、手間のかかる作業に時間を取られることはなくなります。また、ユーザーがサイトのストレージ容量を超えることを心配する必要もありません。各ユーザーに対してストレージ上限を設定することも、サイトで個人用スペースを全面的に無効にすることもできます。個人用スペースは、Explorer か Creator のライセンスを持つあらゆるユーザーが利用できます。

 

Tableau Desktop でサンプルワークブックを使ってカスタムのスタートページを作成

長年 Tableau をご利用いただいている皆様なら、スーパーストア、日本分析、世界指標のサンプルワークブックはおなじみでしょう。しかし今回、Tableau Desktop のスタートページに新しい機能が追加されました。2021.3 以降、Desktop スタートページのサンプルエリアに表示されるワークブックのセットをカスタマイズして、お客様独自のビジネスニーズに合わせることができます。この機能を使うと、ユーザーが Desktop を開くとすぐに、適切なコンテンツが表示され、利用できます。

カスタムのサンプルはさまざまな用途に活用できます。たとえば、サンプルデータセットや設定済みのワークブックを用意して新しいユーザーが Tableau をすぐ使えるようにする、会社のデータソースを配布する、ビジネスの特定の部分を取り上げたワークブックを作成する、さらにはこのスペースを使ってビジュアライゼーションの楽しいチャレンジやコンテストにチームを参加させるなど、使い方はお客様次第です。もちろん、カスタムのセットが不要になったら、いつでも簡単に切り替えて既定のサンプルワークブックの表示に戻すこともできます。 

この機能を使い始めるには、 カスタムのサンプルを設定する方法の詳細をご覧ください。

Image of Tableau Desktop with five sample workbooks located at the bottom of the screen, including four sample workbooks labeled "InMail engagement," "London Properties," "Performance Overview," "Productivity Dash," and "Traffic Patterns."

 

セキュリティの一元管理に関する新しいガバナンス機能で信頼性を強化

最後にご紹介するのは、現在 Tableau 2021.3 でベータ版として公開されており、今年中に正式に登場する予定の新しいセキュリティ機能です。高い柔軟性と細かいコントロールを実現し、どのユーザーやグループがデータのどの部分にアクセスできるかを管理者が一元的に設定できるようにします。この 一元化された行レベルのセキュリティ (CRLS)機能を利用すると、Tableau 管理者はデータ表で行レベルのセキュリティを設定、管理するとともに、そのデータを使用している、接続されたすべての Tableau フロー、データソース、ワークブックに対して、同じセキュリティを一貫して適用することができます。

また、新しいコンテンツタイプとして、 仮想接続も登場します。管理されたデータベース接続を通じ、さまざまな表にアクセスできるようにして共有することも、サービスアカウントの認証資格情報を埋め込むことも、データ表からデータを一元的に抽出して Tableau Server や Tableau Online で再利用することも可能です。

Image of Tableau Virtual Connection in which a salesperson is looking at rows of sensitive customer data with fields such as postal code, city, order ID, quantity, ship region, and ship country

営業担当者の場合、埋め込みの認証資格情報を使った仮想接続で、請求書データにセキュア接続することができます。導入されている行レベルのセキュリティのポリシーにより、その営業担当者に見えるのは自身の顧客に関係するデータのみになります。

これは、企業向けに Tableau プラットフォームを一新する取り組みの始まりに過ぎません。まだお読みになっていない場合は、 Tableau からの企業向けの発表 をご覧ください。企業向けの新しいサブスクリプションライセンスも含めて、信頼できるデータをすべての人が利用できるようにするための注目の改良点と新機能が解説されています。

 

Tableau コミュニティの皆様に感謝いたします

Tableau はコミュニティの皆様によって成り立っています。そして、 Tableau 2021.3 リリース も例外ではありません。今回のリリースも、皆様のお力なしには実現できませんでした。いつもフィードバックやインスピレーションをいただきありがとうございます。

Ideas (アイデア) フォーラムでは、皆様からの素晴らしいアイデアのおかげで実現した機能をすべてご覧いただけます。最新版の Tableau をさっそくご利用ください。

ブログの更新情報を受け取る