ユーザビリティ
データの分析と表示が今までになく簡単に速くでき、さらに見やすくなりました。
次世代のデータ分析に向けた新しいスタート画面です。 トレーニングへのアクセスや、コミュニティからの優れた作品の閲覧も、スタート画面から直接行えるようになりました。
優れたストーリーは、見る人をうまく導き魅了します。 Tableau ストーリーポイントの新しい書式設定を使って、ストーリーをあなたらしく伝えましょう。
シートを簡単に確認できるプレビュー機能は、ダッシュボードやストーリーにシートを追加する時に便利です。
流れるような分析
Tableau では、データの操作と同時に Viz が変化するので、瞬時にアウトプットを理解することができます。 ツールの操作を意識しなくなることで、問いそのものに集中できるようになります。
新しく追加されたアナリティクスペインでは、リファレンスライン、予測、傾向線、箱ヒゲ図などの分析オブジェクトを直接ビューにドラッグして追加できます。 これにより、データを速く掘り下げて分析することができます。
注目したいマークのサブセットを選択し、その平均や傾向、分布を全体と比較しながら表示することができます。
マウスの動きにスムーズに反応するツールヒントでデータの詳細を見ることができます。
ビューに直接フィールド名と関数を入力して計算式を作成できます。 計算エディターも新しくなり、オートコンプリート機能を使用できるようになりました。適用ボタンで作成した計算式の結果をプレビューすることもできます。
スマートマップ
地理データや地図を使った分析が、より簡単になりました。 地図の検索や、データポイントの投げ縄選択が可能です。 スムーズなマップ操作により、流れを止めずに場所についての分析を行えます。
土地の名前を検索すると、Tableau が世界中の大陸、国、州、県、郡、都市、郵便番号から見つけ出し、その場所をズームインします。
マップ上をより高速に直感的に移動できるようになりました。 クリックでパン、ダブルクリックでズームします。 地理的境界の線が直線ではなくなりました。 新機能の投げ縄選択と円形選択で、マップ上のどこでもマークグループを選択できます。
最新の米国国勢調査レイヤーにより、マップに落とし込んだデータにコンテキストが加わり、説得力のある Viz を作成できます。
すべての大陸について場所データの更新を行い、地理情報がより詳細かつ正確に表示されます。 オーストラリア、台湾、ブラジル、南アフリカなど多くの国についてのデータが新しく追加されました。
データの準備
Tableau なら、整理されていないスプレッドシートにもすばやく簡単に接続できます。 接続と同時にデータを修正し、Excel での作業を省略できます。
数回クリックするだけで、クロス集計データをピボットし、列データとして正規化できます。 1 列にまとめられた複合データを複数のフィールドに分割できます。 より多くのデータをより速く活用できるようになります。
Tableau がデータ範囲を検出して、不要なタイトル、テキスト、画像を削除します。 乱雑なスプレッドシートを、マウスクリック 1 回で整理できます。
接続しているデータのメタデータだけを表示し、 フィールド名の変更、列の非表示、データ型の変更などを簡単に行えます。 分割、ピボット、結合も、ビューから直接実行できます。
SAS、SPSS、R などのデータファイルを、新しい統計ファイルコネクタを使用して Tableau で直接開けます。 他のファイルベースのデータソースと同様、これらのデータ接続も結合やブレンドができます。
Amazon Elastic MapReduce コネクタ
Amazon Elastic MapReduce でホストされる Hadoop クラスタに直接接続して、ビジネスユーザーがAmazon EMR の大規模なコンピューティング能力を利用できるようにします。
Amazon Redshift コネクタの機能強化
新しい Amazon Redshift ドライバは、Amazon の完全なホスティング型の、ペタバイト単位での拡張が可能なデータウェアハウスサービスを利用するお客様に、より高速なクエリ処理を提供します。
Spark SQL コネクタ
Tableau の新しい Spark SQL コネクタを使うことで、Hadoop フレームワークの革新的なオープンソースのクエリを活用できます。
より高速な Salesforce コネクタ
新しい Salesforce.com コネクタにより、ダッシュボードのロード時間が最大で 10 倍高速になります。 より柔軟な結合オプションと新しい設定で、データ抽出の精度が高まります。
Server
Tableau Server が基礎から一新されました。さらに高速になり、規模と機能の拡張性も向上しました。外観も新しくなり、より直感的に操作できるナビゲーションを採用しました。
新しくなったウェルカム画面では、 すべてのワークブックを 1 ページに表示できるほか、すべてのコンテンツの検索も行えます。パンくずリストも表示され、ナビゲーションも向上しました。
新しくなったパーミッションページで、グループや個別ユーザーのパーミッションを表示、変更できます。
基礎から一新
Tableau Server と Tableau Cloud の完全な作り直しを行いました。Java や Apache Solr の最新機能を採用しています。 新しい管理ビューでは、ユーザーやパフォーマンスに関するより詳細な情報を得ることができます。
安全な接続
Tableau Desktop、Server、Online では、MySQL、SQL Server、PostgreSQL の SSL 暗号化がサポートされるようになりました。
アップグレードした REST API
Tableau Server と Tableau Cloud のプログラムでの管理が、REST API を新しく拡張したことによって今までになく簡単になりました。 ワークブック、データソース、ユーザー、ユーザーグループ、およびクエリを管理し、データ接続を更新します。
高可用性
新しいプロセスにより、Tableau Server の可用性がさらに向上し、スケーラビリティが大幅に改善されました。 自動のクラスタコントローラや新しいファイルストアプロセスで、データ複製が確実に行われるようになりました。 構成ワークフローも合理化され、完成度の高いパッケージとなっています。
Tableau Server 管理者のために Tableau Server 9.0 のアップグレードサイトを用意しています。 これは、Tableau 9.0 Server のアップグレードを、計画からテスト、実行まで支援するためのリソースです。
パフォーマンスの高速化
Tableau 9.0 では、各プロセスで改良を行った結果、複数のワークブックにわたって今までにない高速化が実現しました。 キャッシュの改良やクエリを統合したことにより、一部のクエリは完全に必要なくなります。 他のクエリにおいても、抽出時の実行速度の向上や、並行処理によるロード時間の短縮など、改良が行われました。
強化されたクエリ
Tableau データエンジンの大規模な改良によって、抽出データのクエリ速度が大幅に向上しました。 データエンジンのベクトル化とパラレル集計では、最新のマルチコアおよびマルチスレッド CPU をフルに活用します。
パラレルクエリ
それぞれのビューでは、データベースに対し同時にクエリを送信します。 パラレルクエリにより、Tableau にデータが返される速度が向上し、ダッシュボードの読み込みも早くなります。
クエリ統合
クエリ統合では、同じ詳細レベルのビューのクエリを複数実行する代わりに、1 つの結合クエリを実行します。 これにより、データベースの負荷が軽減し、読み込み速度が向上します。
クエリの再使用
すでに使用したクエリのキャッシュデータを使用して、ワークブックやビューを瞬時に読み込めるようになりました。 Tableau Desktop と Tableau Server では、同じクエリの再実行を避けることで、一瞬に近いロード時間を実現しました。