場所に関する質問は無数にあります。

成績優秀な学生はどこに住んでいるか。 待ち時間が短くて一番近い病院はどこにあるか。 自分の営業成績は都市間で比較するとどうか。

多くの場合、最適な答えはマップを使って見つけることができます。 マップは、地図上の位置や形状にすでに関連付けられた場所について分析を行う特別な機能です。 地理的なデータのプロットと検索を、簡単かつ効果的に行うことができます。

そのため、今回のリリースでもマップには特に愛情を注ぎました。 もっと素晴らしい機能にしたいからです。 マップ機能には以下のような新機能を追加しました。

  1. パンが新しくデフォルトに
  2. 新しい選択コントロール
  3. 地理検索
  4. 新しくなったジオコーディングデータ

それでは見ていきましょう。

1. パンが新しくデフォルトに

言葉どおりの変更点です。 マウスをドラッグすると、デフォルトでマップをパンすることができます。 実は今までマップをパンできるなんて知らなかった......という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 操作感が Web に近くなったことが、マップの変更点の1つです。 ぜひ、お試しください。

お気付きのように、パンすると、マウスを離さないうちから、パンに合わせて自動的にマップの描画が始まります。 これは Tableau 8.2 の Web 機能で変更しましたが、今回 Tableau Desktop にも実装しました。

2. 新しい選択コントロール

使い慣れた矩形選択ツールがなくなるわけではありません。 左上にある選択メニューに移動しただけです。 それとは別に、「円形選択」と「投げ縄選択」の新しい選択ツールが2つ増えています。 1点を中心にして選択するときや、ポイントを選択しにくいときに便利なツールです。

キーボードショートカットも用意されています。 Alt (Mac では Option) を押して、A (矩形)、S (円形)、D (投げ縄) です。 Shift キーを押したままにして、これらの選択ツールをロックすることもできます。

モバイルデバイスでも、選択操作が追加されます。 左上で、パンと3つの選択ツールとを切り替えることができます。

3. 地理検索

私は、子どもの頃いつも、『Where in the World is Carmen Sandiego』というテレビ番組を見ていました。 地理の勉強にはもってこいの番組でした。聞かれれば、世界の国や都市の名前と場所を言い当てられたものです。

しかし、私はもう 12 歳の子どもではありません。都市の場所を聞かれれば、検索しなければわかりません。 何がどこにあるかを示す「地理検索」は、そんなときに便利です。 検索機能は、マップの左上に表示されます。機能は、皆さんの想像のとおりです。 探している地名を入力すると、該当する可能性の高い選択肢が表示され、選択すればその場所に移動します。

また、この検索機能はデータを認識します。 たとえば、米国のデータを見ているときに「Paris (パリ)」を検索すると、検索結果のトップには「Paris, France (パリ、フランス)」ではなく「Paris, Texas (パリス、テキサス)」が表示されます。 表示されているのは世界地図でも、内部ではまったく別のものを検索しているのです。

ところで、マップ上のシェーディングにはお気付きでしょうか。 データレイヤー機能が復活しています。

4. 新しくなったジオコーディングデータ

もちろん、今回のリリースでは内臓されているジオコーディングデータが新しくなりました。 Tableau 9.0 は、以下のようなジオコーディングに自動的に対応します。

  • アルゼンチン: Departmento (州につぐ第2の行政区分)
  • オーストラリア: 郵便番号、Local Government Area (LGA、地方公共団体)
  • ベルギー: Arrondissement (行政区)
  • ブラジル: Municipio (地方自治体)
  • カナダ: FSA (郵便番号の一部)
  • チリ: Provincia (県)
  • 中国: 省、県、地区
  • ドイツ: Kriese (行政区)
  • イタリア: 県、大都市圏
  • 日本: 「市」や「区」の有無にかかわらず市町を検索
  • 南アフリカ: 地方自治体
  • 米国: 郵便番号と郡を更新、郡ジオコーディング用の FIPS コード値
  • 台湾: 直轄市、市、県

たとえば、オーストラリアでニューサウスウェールズの LGA を調べてみましょう。

Tableau 8.2 では、マップを大きな変更に対応するため、土台を築きました。 Tableau 9.0 では、その土台をの上に機能を構築しています。これからのマッピングがどう進化するかを垣間見られるかもしれません。

詳細な情報
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