2019.2 でベクターマップ、パラメーターアクション、一新された Tableau Server のコンテンツ表示などが登場

最新の Tableau がリリースされました。今回リリースされた 2019.2 は、新しいデータ操作方法とダッシュボード作成の新機能で大きな進化を遂げ、これまでより正確かつ効率的にダッシュボードを作成できるようになりました。パラメーターアクション、ベクターマップ、Tableau Server と Online で一新されたコンテンツ表示をご利用いただけます。Tableau の最新バージョンにアップグレードして、新機能をぜひご活用ください。

インタラクティブな分析: パラメーターアクションとベクターマップ

パラメーターアクション

パラメーターアクションで、分析にクリエイティビティを発揮しましょう。シンプルでありながらパワフルなこの機能は、無限の可能性を秘めています。パラメーターアクションを使用すると、パラメーターの値を視覚的に変えることができます。Viz のマークを操作するだけで、リファレンスラインや計算、フィルター、さらには SQL クエリもコントロールできる、まったく新しい視覚的なインタラクティブ機能でデータの操作が可能です。



ベクターマップ、新しいマップスタイル、空間計算

ベクターベースのマップにより、Tableau でより優れたマッピングが行えるようになりました。ベクターベースのマップは、パン、ズームイン、ズームアウトして地理空間データを探索する際に、これまでよりも鮮明かつスムーズに表示されます。また、まったく新しいマップスタイルとマップレイヤーも登場しました。[ストリート]、[サテライト]、[アウトドア] のスタイルや、建物の専有部分、地下鉄と鉄道の駅、ランドマークのレイヤーにより、データに実際の地図情報をこれまでより細かく表示できます。

それだけではありません。2019.2 では、空間計算も行えるようになりました。MakeLine のサポートにより、航空路線のフライトマップ、地下鉄路線を表示した地下鉄マップ、低気圧の経路を示した天気図など、起点と終点の 2 点を結ぶマップを簡単に作成できます。また、MakePoint を使うと、あらゆるデータソース (テキストファイルや Excel など) の緯度と経度の値を空間フィールドに変換して、空間データの結合に使用することが可能です。

コンテンツ表示が一新: 新しくなったホームページと左側のナビゲーション

Tableau Server と Online では、関心のあるコンテンツがさらに見つけやすくなりました。2019.2 ではホームページとナビゲーションが一新され、これまでより短時間でコンテンツを見つけられます。左側の新しいナビゲーションからは、お気に入りにしたダッシュボードや最近表示したダッシュボードにすぐアクセスできるほか、人気のビューから新しいコンテンツを見つけて、Tableau Server や Online のサイトのトレンドを把握することもできます。

一新されたコンテンツ表示のほかにも、Tableau Server と Online では、Viewer でプライベートのカスタムビューを保存できるようになりました。カスタムビューは、ダッシュボードを求める形にするためにフィルタリング、並べ替え、操作を行った後に、データをブックマークする方法だと考えるとわかりやすいでしょう。現在、カスタムビューは Explorer と Creator で作成できますが、お客様からいただいたフィードバックに基づいて、誰もが目的に応じてビューをカスタマイズできるように、Viewer でもこの機能が利用可能になりました。

ダッシュボード作成の新機能: リファレンスラインのツールヒントのカスタマイズ、ダッシュボードのコンテナーの表示/非表示、並べ替えのコントロールの表示/非表示、ワークシートの置き換え

Tableau はコミュニティから寄せられるアイデアに耳を傾けており、今回のリリースでは、ユーザーのスキルセットにかかわらずダッシュボードをより簡単に作成できるようにする、以下の機能を提供しました。ダッシュボードの作成方法を考える時間を減らして、データの探索と分析にもっと時間をかけられるようになります。

リファレンスラインのツールヒントのカスタマイズ

リファレンスラインのツールヒントがカスタマイズできるようになりました。ツールヒントのテキストを編集することも、ツールヒント自体を表示しないように設定することもできます。



ダッシュボードのコンテナーの表示/非表示

ダッシュボードの浮動コンテナーの「表示」と「非表示」を切り替える機能が追加されました。常に表示しておく必要がない説明やフィルター、凡例などの要素は非表示にして、画面のスペースを有効に使うことができます。



並べ替えのコントロールの表示/非表示

ワンクリックで並べ替える機能を無効にして、作成者がワークシートに設定した並べ替え順序を維持することができるようになりました。エンドユーザーは作成者が意図した方法でデータを操作することになり、ダッシュボードの操作性を最適に保てるので安心です。



ワークシートをワンクリックで置き換え

ダッシュボード上のワークシートを、シートのリストにある新しいワークシートにワンクリックで置き換える機能を使って、ダッシュボード作成にかかる時間をさらに短縮することができます。ダッシュボードのスペース設定、大きさ、アスペクト比はすべて引き継がれるため、より素早く正確にダッシュボードを作成できます。

「データに聞く」機能の強化: 会話形式の操作、計算、複数のシート、使用状況の分析

データに聞く」機能が 2019.2 の大幅なアップデートでも一層強化され、自然かつアドホックに高度な質問を行うことがさらに簡単になりました。インターフェイスも新しくなり、さらに使いやすくなった会話形式の操作でデータを掘り下げることができます。たとえば、リクエストを入力して、今ある質問の文を置き換えることが可能です。「average sales by state」 (州ごとの平均売上) を「average profit by state」 (州ごとの平均利益) に変更するには、「replace sales with profit」 (売上を利益で置き換える) と入力するだけです。また、「remove filter」 (フィルターを削除) などのように入力すると質問から語句を削除できるので、新しい質問を考えながら簡単に質問を繰り返せるようになります。さらに、2 つのメジャーの合計や差、比率などの計算をその場で追加することもできます。たとえば、「Avg Sales/Avg Profit」 (平均売上/平均利益) と入力して Enter キーを押すと、「データに聞く」機能が自動でメジャーの割り算を実行します。

「データに聞く」機能で複数のワークシートを作成する機能も活用してください。ブラウザから離れずに、データからインサイトを引き出してダッシュボードを作成できます。質問を繰り返し入力して複数の役立つビジュアライゼーションを作成し、それを使って完全に機能するダッシュボードを作成するだけです。

そして忘れてはならないのが、2019.2 で実現した「データに聞く」機能による使用状況の分析です。データソースの所有者と管理者は、ユーザーが行っている質問やデータソースで最も多く使われているフィールドを調べて、ユーザーにとってできるだけ使いやすいようにする最適化に生かすことができます。たとえば、「Ttl_Sales」というラベルのフィールドがよく使われているとわかったとしましょう。その結果から、「Ttl_Sales」フィールドに調整を加えて、ユーザーにとってさらに使いやすくなるようにすると良いことがわかります。フィールド名をもっとわかりやすいものに変更して、フィールドのデータ型が適切かどうか、既定の集計があるかどうかを確認すると良いかもしれません。

Tableau Prep の改良: 新しいコネクタとパブリッシュ機能の強化

2019.2 では、新バージョンの Tableau Prep Builder 2019.2.1 もリリースされています。このリリースでは、まったく新しいAmazon Athena コネクタと他の JDBC コネクタの 2 つが登場しました。これにより、さらに多彩なデータセットに接続して準備を行えるようになります。

今回のリリースでは、フローのパブリッシュ機能も新たに強化されました。これまでユーザーの皆様から、ネットワークディレクトリに保存されたファイルが管理者によってホワイトリストに追加されたかどうかは、わかりにくかったり確認しにくかったりすることが多いという声が寄せられていました。今回の機能強化では、ホワイトリストに追加されているネットワークディレクトリのリストを見ることができるようになったため、ディレクトリのステータスがすぐにわかります。

Tableau コミュニティの皆様に感謝いたします。

今回のリリースも、皆さんがいなくては実現できませんでした。いつもフィードバックやインスピレーションをいただきありがとうございます。コミュニティの Ideas (アイデア) フォーラムで、ユーザーの皆さんのご意見に基づいて導入された機能をすべてご覧ください。

また、Tableau 2019.2 のベータ版を試用された多くのテスターの方々にお礼を申し上げます。皆さんの貴重なお時間と労力をこのリリースの成功のために費やしていただき、感謝いたします。

ぜひ最新版の Tableau を入手してください。また今後のベータプログラムにご協力いただける方は、どうぞご登録ください

ブログの更新情報を受け取る