Hyper について、すでに耳にされた方もいらっしゃるでしょう。Hyper とは何なのか、何のために必要なのか、どのように入手するのか、といった疑問をお持ちのことと思います。

Hyper とは何か。

実際のところ、Hyper とは、Tableau のデータエンジンを支えるテクノロジーです。データエンジンは、抽出を開く、作成する、更新する操作のほか、抽出のクエリに対応します。

Hyper は何のために必要か。

Hyper が必要なのは、データ量が多いためです。また、抽出のパフォーマンスを改善したい場合にも必要になります。これまでのデータエンジンは、適切なサイズの抽出を処理するのには優れていました。新しいデータエンジンでは、サイズの大きな抽出もうまく処理できるようになります。

Hyper の入手方法

Tableau Desktop 10.5 をインストールしているか、10.5 にアップグレードしている場合、Hyper はインストールされています。別途ダウンロードやアップグレードをする必要はありません。

さて、

Tableau Desktop 10.5 で抽出を開くときや、抽出の作成や更新、抽出に対するクエリの実行を行う際には、Hyper が使用されます。ほとんどの場合、このように簡単なものです。

ただし、バージョン 10.5 以前には存在しなかったものについては、いくつか注意すべき点があります。特に、ユーザーによって異なるバージョンの Tableau を使用している環境では、抽出のデータの更新や抽出へのデータの追加を行う場合に注意が必要です。

それでは、いくつかのシナリオを通じて、Hyper を利用するとどうなるのかを見て行きましょう。

Tableau Desktop 10.5 を使用して抽出を作成して共有

新年を迎え、私の今年の抱負は、運動の量を増やすことです。そこで、自分の通常のアクティビティの状況を把握するために、フィットネストラッカーのデータをダウンロードし、Tableau Desktop 10.5 を使って接続してみます。

このデータはいずれ他のユーザーとも共有したいので、[抽出] をクリックします。すると、抽出ファイルを保存するためのメッセージが表示されます。ここで初めて Hyper が出てきます。Tableau Desktop 10.5 では、抽出は、以前のバージョンのように .tde という拡張子で保存されるのではなく、.hyper という拡張子で保存されます。

ここで、再び Hyper が出てきます。以前のバージョンでは抽出ファイル自体を共有できましたが、Tableau Desktop 10.5 では、.tdsx (ワークブックを共有する場合は .twbx) 形式のファイルを共有する必要があります。そうしないと、データをわかりやすくするために列の名前を変更した列などの抽出に関するメタデータが失われます。そこで、[データ] メニューで抽出データソースを選択し、[保存されたデータソースに追加] を選択します。これで、抽出を .tdsx ファイルとして保存できます。

ここで、また Hyper が出てきます。ローカルの抽出は、自分と同じバージョンの Tableau を使用しているユーザーとのみ共有できます。Tableau Desktop 10.5 では引き続き .tde 形式の抽出を開いて読み取ることができますが、以前のバージョンの Tableau Desktop で .hyper 形式の抽出を開いて読み取ることはできません。.hyper 形式の抽出を Tableau Desktop 10.4 (またはそれ以前のバージョン) を使って開こうとすると、次のメッセージが表示されます。

同じ理由から、[バージョン名を付けてエクスポート] のオプションを使って、.hyper 形式の抽出を使用するワークブックをダウングレードすることはできません。ワークブックをダウングレードしようとすると、次のメニューオプションは淡色表示されます。

この問題を回避するには、[データ] メニューから抽出を選択し、[削除] を選択して抽出を削除してから、ワークブックを保存します。その後、[バージョン名を付けてエクスポート] のオプションを使用してワークブックをダウングレードし、Tableau Desktop 10.4 (またはそれ以前のバージョン) を使用してワークブック用に .tde 形式の抽出を作成し直すことができます。

Tableau Desktop 10.5 を使用して .tde 形式の抽出を開いて更新

同僚が私の 2018 年の抱負に賛同して一緒に取り組むことになりました。それぞれ個人のアクティビティの状況をトラッキングしたいのですが、2 人のデータを合わせて抱負の達成状況を一緒にトラッキングしたら面白いのではないかと思いました。

同僚から、年が明ける前に Tableau Desktop 10.4 で作成したワークブック (.twbx ファイル) が送られてきました。ここで初めて Hyper が出てきます。Tableau 10.5 では従来の .tde 形式の抽出を開いて読み取ることができるので、同僚のワークブックを開くことができます。データの列が同じなので、彼女の抽出に自分のデータを追加できることを確認できました。

ここで、再び Hyper が出てきます。Tableau Desktop 10.5 を使って .tde 形式の抽出にデータを追加 (または抽出の更新を実行) すると、追加の処理によって自動的に .tde 形式の抽出が .hyper 形式にアップグレードされます。追加を実行するとすぐに、次のメッセージが表示されます。

追加を続行しますが、それと共に、同僚に、ワークブックをローカルで使用するには Tableau Desktop 10.5 にアップグレードする必要があることを伝えます。

順調に進めるため、何をしようとしているかを同僚がわかるように、Tableau Server 10.5 でワークブックを自分のプロジェクトにパブリッシュします。これで、同僚にも 2 人分を合わせたデータをすぐに確認してもらえます。ここで、また Hyper が出てきます。同僚は、Tableau Desktop 10.4 (またはそれ以前) から、パブリッシュされたデータソースとして、.hyper 形式の抽出に接続することができます。または、ブラウザを使って Tableau Server 10.5 にサインインすることで、私がパブリッシュしたワークブックを参照できます。

詳しく読む

Tableau Desktop 10.5 に移行した場合にありうるシナリオの例を 2 つ紹介しました。Tableau Desktop と Tableau Server の間の抽出の互換性について、一般的なシナリオの例を他にも確認したい場合は、3 部構成のこのブログシリーズのパート 2 もお読みください: Hyper 最新情報 — パート 2

Hyper とは何かに関するさらに詳しい情報、および、Tableau Desktop 10.5 にアップグレードした後の抽出の包括的な情報については、次のページを参照してください。

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