Tableau は、お客様にご満足いただくために努力しています。 この「努力」とは、市場の需要に応じて新しいデータコネクタを追加するなど、要望の多かった機能を実装することを指すことがあります。 一方、長い間に寄せられた様々な提案から生まれた画期的なアイデアをもとに、大きい賭けに出ることを指すこともあります。 Tableau では、サポートケースとお客様からのご要望を常に分析し、いつも共通するパターンを見出すようにしています。 なんらかのパターンが見つかれば、Tableau 機能の大幅な向上につながる高度なソリューションを設計するチャンスになるからです。 LOD 表現の開発は、1つの要望からスタートしたわけではありません。積極的なコミュニティからの意見と、ホワイトボードの前で議論を重ねた膨大な時間の積み重ねから生まれたと言った方がよいかもしれません。

LOD 表現の概要については、このシリーズの第1回第2回の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。 今回の記事では、典型的な分析の質問を例に LOD 表現を引き続き見ていきます。いずれも、ビジュアライゼーションで主題となるレベルだけではなく、その他のレベルでもデータの集計を必要とするという共通の特徴があります。

  1. 各販売員の最大取引は何か、その取引額の国別平均はどのくらいか。
  2. 各市場で獲得した顧客累積数は、日々どのように変化しているか。
  3. 今年度と昨年度の年初来 (YTD) 実績は、データ更新の最終日で比較してどうなっているか。

どの質問も、示したいレベルは明白ですが、それ以外のレベルも参照する必要があります。 * Tableau の UI と同様、集計は緑色、集計のグループ化に使用されるディメンションは青色でそれぞれ示されています。

異なる詳細レベルを参照するには、複数の方法があります。 1番目の例では、詳細レベルの下位を、2番目の例では現在の詳細レベルの外部を、3番目の例では詳細レベルの上位を、それぞれ参照しています。

最大値の平均
各販売員の最大取引は何で、その大型取引額の国別平均はどのくらいでしょうか。 以下のビューで、最大取引額の平均が大きい国が青色、平均が小さい国はオレンジ色で示されています。 この情報を使ってドリルダウンすることで、集計データの例外を見つけることができます。

この例を一般化すると、集計の集計が必要なシナリオであれば、このテクニックを応用できることになります。合計の平均、個別数の合計、合計の合計などです。

顧客の獲得
各市場で、今日までに獲得された顧客の数はどのくらいでしょうか。 これを見ると、マーケティングとセールスが新しいビジネスの創出にいかに貢献しているかを理解できます。 線の傾きが大きいほど、多くの新規顧客を獲得したことになります。 線が平坦になってくると、リードフローを増やすための対策が必要になります。

質問は簡単ですが、顧客が買い物をする日は複数あるため、LOD 表現を使わないと解決は難しそうです。 この質問に答えるには、顧客それぞれの最初の購入日を知り、2度目以降の購入をすべてフィルターで除外する必要があります。

相対的な期間のフィルターの適用
営業報告書で業績を分析する指標として、年初来 (YTD) や月初来のデータを、昨年の同時期と比較することが非常によく行われます。 これは、その日までの相対期間をフィルタリングすれば簡単に実行できますが、では週単位でデータが更新される場合にはどうすればいいでしょうか。 前回の更新が3月1日で今日が3月7日だった場合を考えてみます。 月初来の比較では、昨年の3月1日から7日と今年の3月1日を比較することになります。 この場合、大きな問題が発生するかもしれませんが、何もする必要はありません。

LOD 表現を使うと、中括弧 ({ }) を使うだけで、この問題を解決できるからです。

今回のブログシリーズでは、データ分析に新しくて簡単なアプローチを、皆さんに提案しています。ビジュアライゼーションを使ってデータをさらに深く分析するためのヒントにしてください。

来週が第4回、最終回の記事です。知っておくと役立つ LOD 表現 Top 15 をご紹介します。

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