Tableau の新機能: 動的パラメーター、ビジュアライゼーションアニメーション、バッファ計算など

最新の Tableau がリリースされました。Tableau 2020.1 には、効果的でインタラクティブなデータ操作とデータのストーリーテリングを実現できる、画期的な機能が追加されました。Tableau コミュニティで最も要望の多かった機能をいくつか搭載しています。新たなイノベーションを活用するためにアップグレードしましょう。

今回のリリースの注目機能をご紹介します。

  • 動的パラメーターにより、最新の適切なデータを、ダッシュボードに常に反映させることができます。
  • ビジュアライゼーションアニメーションを使って、データがどのように変化しているかを視覚的に追跡して理解し、より効果的なデータストーリーを伝えることができます。
  • バッファ計算を使うと、空間分析で距離を視覚化して、マーク間の近接性をより深く理解できるようになります。
  • 外部ファイルストア、ログインベースのライセンス管理、そしてネストされたプロジェクトにパーミッションを設定できる機能により、Tableau 導入環境の管理と拡張がさらに行いやすくなります。

一度設定するだけの簡単さ: 動的パラメーターの登場

Tableau は満を持して、この機能を発表します。Tableau 2020.1 では、Tableau Ideas (アイデア) フォーラムで最もリクエストの多かった機能を実現しました。待望の動的パラメーターの登場です。参照元データが変更されるたびに、パラメーターを含むワークブックを再パブリッシュする必要がなくなりました。これによって、ワークブックの面倒な保守を行う必要がなくなり、時間と労力を大きく節約することができます。また動的パラメーターは、複雑な次善策を最小限に抑えることもできるため、作成者も利用者もワークブックをシンプルかつ簡単に使えるようになります。

動的パラメーターを使うには、パラメーターダイアログボックスを開き、新しい [ワークブックを開くとき] オプションを確認します。そして、ドロップダウンで適切なフィールドを選択するだけです。すると Tableau は、選択された列に応じてパラメーター値のリストを更新するようになります。下の例は、シアトル市の住宅データを示しています。使われている [Reference Date] (基準日) パラメーターを、ワークブックが開かれるたびに自動更新する設定にして、最新のデータを常に利用できるようになりました。

Tableau 2020.1 では動的パラメーターのほかにも、ユーザーのスキルレベルにかかわらず、ダッシュボードで組織の幅広いニーズとユーザーに対応するのに役立つ機能が登場しました。指定した形式でダッシュボードを手早くエクスポートできるようにする、新しいダッシュボードボタンです。ボタンをクリックするだけで、画像、PDF、PowerPoint のいずれかの形式でエクスポートすることができます。

データと人を動かす Tableau のビジュアライゼーションアニメーション

ビジュアライゼーションアニメーションを使うことで、ユーザーがさらに説得力のある適切なデータストーリーを伝えられるようになります。この機能は、ビジュアライゼーション上のマークに切り替えのアニメーションを付けて、データの変化を見て理解できるようにします。並べ替え、フィルタリング、フィールドの追加などのアクションにより、スムーズにビジュアライゼーションをアニメーション化できます。

アニメーションは、ビジュアライゼーションの作成に至った分析手順を明らかにし、説明できるパワフルなツールです。下の例で、[Breakdown by Product] (商品別の内訳) フィルターをご覧ください。[Combined] (合計) から [Division] (部門) に変更すると、請求額の合計を示す 1 本の線が、実際には 3 つの異なる部門にスムーズに分けられる集計額であることが見て取れます。また商品別にフィルタリングすると、データの変化が視覚的に強調され、他のビュー上のマークが変わる様子を簡単に目で追えます。アニメーションがなければ、変化を見て理解することがはるかに難しくなって、潜在的なインサイトがはっきり見えなかったり、ダッシュボードの情報の処理にかかる時間が長くなったりする可能性があります。

アニメーションを有効にするには、[アニメーション] 書式設定ペインで [オン] を選択するだけです。セットアップは不要です。アニメーションが不要な場合は、ワークシート、ワークブック、ユーザーのレベルでオフにできます。アニメーションは既定でオフになっており、ビジュアライゼーションでアニメーションが必要かどうかを作成者が決めることができます。作成の際は、用途をじっくり検討して、アニメーションを使うことでエンドユーザーが最高のユーザーエクスペリエンスを得られるかどうかを判断するようにお勧めします。ビジュアライゼーションアニメーションの使用の詳細については、この記事をご覧ください。

バッファ計算を使って空間分析で距離を視覚化

2020.1 では、Tableau での近接性と距離をこれまでになく簡単に理解できるようになりました。Tableau の地理空間ツールキットへの強力な追加機能として、バッファ計算を導入しています。バッファ計算を使用すると、複雑な空間分析がさらにわかりやすくなります。Tableau に 3 つのパラメーター (位置、距離、測定単位) を設定すると、バッファ (つまり境界) がすぐに作成されます。バッファ計算の使用により、たとえば「自社の小売店の場所から 2 マイル以内に競合店は何軒あるか?」などの質問に答えを出すことも、鉄道駅の 1 km 以内にある住宅数を求めることも簡単になります。

さらにスケーラブルな Tableau の導入を管理

作成者はいくつものライセンスキーを管理しなければならず、業務効率の低下につながります。そのため、ログインベースのライセンス管理を導入しました。ログインベースのライセンス管理により、作成者は Tableau Server の認証資格情報を入力して、これらの製品にログインするだけで、Tableau Desktop または Tableau Prep をアクティブ化できます。プロダクトキーは必要ありません。管理者は、ライセンスキーをエンドユーザーに配布する代わりに、Tableau Server から Tableau Desktop または Tableau Prep へのアクセス権を直接割り当て、監視、再申請できます。Tableau Online のお客様は、この新しいライセンス互換性をすぐにご利用いただけます。Tableau Server のお客様の場合、このライセンスオプションはロールベースの導入環境で利用できるものであるため、詳細について担当のアカウントチームにお問い合わせください。

さらに、Tableau Server の柔軟性を高めています。Server Management Add-on の一部として、バックアップのスナップショットにネットワークストレージデバイスを使用できるようになりました。これにより、バックアップの実行に必要な時間を大幅に短縮できます。また、この新しい機能を使用して、ファイルストアを一元化することで導入のトポロジを簡素化し、Tableau Server クラスタの複数のノードでファイルストアを実行する必要がなくなります。

そして最後になりますが、要望が多かったサーバー管理機能である、ネストされたプロジェクトのパーミッション設定も実現されています。Tableau 2020.1 では、プロジェクトとそれに含まれるネストされたプロジェクトで、コンテンツのパーミッション設定を個別に管理できるようになりました。サイトのコンテンツのナビゲーションと編成を改良することで、サイト管理者が管理者以外のユーザーに効率的に委任できます。

これらは 2020.1 のほんのいくつかの注目機能に過ぎません。詳細については、tableau.com/ja-jp/new-features をご覧ください。

Tableau コミュニティの皆様に感謝いたします

Tableau は常にお客様を中心に置いて製品を開発しており、Tableau 2020.1 リリースも例外ではありません。今回のリリースも、皆さんがいなくては実現できませんでした。いつもフィードバックやインスピレーションをいただきありがとうございます。Ideas (アイデア) フォーラムでは、お客様の素晴らしいアイデアのおかげで実現した機能をすべてご覧いただけます。

また、Tableau 2020.1 のベータ版を試用された多くのテスターの方々もありがとうございました。皆さんの貴重なお時間と労力をこのリリースの成功のために費やしていただき、感謝いたします。

ぜひ最新版の Tableau を入手してください。また今後のベータプログラムにご協力いただける方は、どうぞご登録ください

ブログの更新情報を受け取る