Golf Digest Online

現場でスピーディにデータ活用を行うため Tableau を導入


データ活用に必要な作業工数を 50% 削減

タイムリーな KPI モニダリングが可能に

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン (以下、 GDO) は、「ゴルフで世界をつなぐ」をミッションにかかげ、2000 年 5 月に設立されたゴルフポータルサイト運営会社です。ゴルフ用品のインターネット販売やゴルフ場の予約サービス、ゴルフファン向けのメディア発行、ゴルフレッスン事業等、ゴルフに特化したビジネスを展開。会員数は約 353 万人、月間 PV は 1 億 5,000 万を超えており、オンラインゴルフ場予約サービスでは日本最大級となっています。

「お客様にとって『楽しいサイトを作る』をテーマに、ゴルファー視点で心に響くサービスを心がけています」と語るのは、ゴルフ場ビジネスユニット マーケティング部サービスデザインチームでシニアサービス開発ディレクターを務める武田 俊昭氏。そのためには顧客と自社サイトの「今」を知ることが不可欠であり、各種 KPI をタイムリーに可視化し、スピード感を持ってアクションへとつなげられる仕組みが求められています。

Tableau: Tableau 導入前の課題について教えてください。
武田氏: すでに全社導入していた BI ツールは、人的リソースが限られている IT 部門の管理下にあったため、ビジネス部門の要望に対しスピーディに対応することができませんでした。またダッシュボードの設計者が転職してしまい、それがどのような意図で設計されていたのかもわからない状況になっていました。そのため BI ツールが単なるデータ抽出ツールとしてしか利用されず、積極的な利活用が進まなかったのです。

このような問題を解決するため、GDO ゴルフ場ビジネスユニットは「GBU (ゴルフ場ビジネスユニット) 防衛構想」というコンセプトのもと、新たなデータ活用基盤の構築に向けた取り組みをスタートしました。

Tableau: Tableau でどのような取り組みを進めているのか教えてください。
武田氏: 「GBU (ゴルフ場ビジネスユニット) 防衛構想」を実現するためのアプローチとしては、「現状の課題=ギャップ」を埋めるのではなく、ビジョンに向けた「ポジティブアプローチ」を採用しました。「どうありたいか」という目標を描き出し、そこに向かうための取り組みを進めていくことになりました。その基盤となるデータ分析ツールとして Tableau を採用し、ビジネス部門が IT 部門に依頼することなく、自らデータを利用できる環境の整備を進めています。

そのプロセスの中で、それまで社内の複数システムに分散していたデータの一元化を推進しています。社内の各種データベースのデータを Tableau Desktop に集約すると共に、それに対して Tableau Online でもアクセスできる環境を作り上げています。これに加え、データ活用を容易にするためのデータ可読性設計も行い、社内ポータルやコミュニティ環境の構築などにも着手。まずは事業管理部とマーケティング部による活用が進められていきました。

以前は Google アナリティクスのデータを Excel に取り込んで分析していたのですが、Tableau 導入後はその作業が不要になり、作業工数が半減しました。KPI の可視化も手軽に行えるようになったので、以前は諦めていたデータ活用もできるようになり、新たなインサイトも得られるようになっています

Tableau: 今回のプロジェクトで Tableau を選定した理由を教えてください。
武田氏: Tableau が採用されたのは、大きく 5 つの理由がありました。第 1 は直感的な操作性で学習コストが低いこと。第 2 はビジュアルが美しいこと。第 3 はサブスクリプションライセンスによって初期コストが最小化できること。第 4 はオンライン資料が充実していること。そして第 5 が、Tableau 自体のコンセプトが「GBU 防衛構想」に合致していたことです。

これらに加え、製品の知名度が高く自分自身のキャリア形成にも有効であると考えたことや、Tableau の営業担当者が懇切丁寧に説明してくれたことも、採用を後押ししました。

Tableau: Tableau の導入効果を教えてください。
武田氏: 1 つ目は、データ活用に必要な作業工数が 50% 削減したことです。Tableau にデータを集約することで、データ抽出や Excel 作業にかかっていた工数が不要になりました。利用者 3 名による作業時間計測によれば、以前は毎週 13 時間かかっていた工数が 6.5 時間にまで削減されています。また会議での数値報告を Excel から Tableau に変更することで、会議レポートの作成時間も削減されています。

2 つ目は、KPI をモニタリングするグラフの作成を Tableau で自動化することで、KPI の変化を日次で確認できるようになりました。これによって問題を素早く把握し、次のアクションを起こすことが可能になっています。

Tableau: 今後の展開について教えてください。
武田氏: 現在の Tableau 活用は、主に事業管理部とマーケティング部で行われており、営業部門は首都圏でテスト的に使用している状況ですが、今後はこれを全国へと展開し、営業部門での活用を本格化していく計画です。今回のプロジェクトではまず、小さい規模で素早く成功体験を重ねることを重視しました。今後はより多くの人々を巻き込み、皆でより遠くへ行くこと (より大きな成果を出すこと) を目指していきたいと考えています。