未来に向けての準備: Tableau Server のオペレーティングシステム要件の更新
Tableau Server をさらにスケーラブルで高パフォーマンス、かつ安全にするために、新しいオペレーティングシステムレベルのコンテナ化テクノロジーを活用します。2021 年の最初のリリースより、Tableau Server には Windows Server 2016、Windows Server 2019、または Linux が必須となります。
この変更により、2021 年の新バージョンの Tableau Server で、Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のサポートを終了します。Tableau の 2020 年最終バージョンについては、標準の 30 か月のサポート期間はもちろんサポートします。つまり、この最終バージョンは 2023 年の前半まで、セキュリティアップデートやその他の修正が提供されます。また、Microsoft の Windows Server サポートポリシーに従い、2020 年の最初のリリースより Windows 2008 のサポートを終了します。Microsoft が 2008 のセキュリティアップデートなどのサポートを終了するためです。
この変更は、2021 年以降にリリースされる Tableau Server にのみ影響します。2021 年より前にリリースされる四半期ごとのメジャーリリース (2019.2.0、2019.3.0 など) に付随する Tableau Server メンテナンスリリースは、影響を受けません。また、Linux OS サポートについては変更ありません。 さらに、この変更は Tableau Desktop、Tableau Prep Builder、Tableau Bridge、または Tableau Online など、Tableau の他の製品には影響しません。
なぜコンテナが重要であり、どのように役立つのでしょうか? 基本的に、Tableau Server 環境の拡張とサポートが簡単になります。コンテナは、仮想マシンの概念の進化として考えてください。オペレーティングシステムと、基盤となるインフラストラクチャは抽象化されます。 コンテナベースのアーキテクチャの具体的な利点としては、Tableau Server の迅速かつ繰り返しの導入とシステムリソースの管理が簡単になることです。また、クラウドパートナーによって提供される動的な伸縮性をより活用する Tableau Server を構築することもできます。
2 年後というのはまだ遠い先のように思えますが、OS のアップグレード戦略の計画をすぐにでも開始してください。まずは、より優れたアイデンティティおよびセキュリティ機能や、オンプレミスの Windows Server ワークロードを Azure サービスに統合できる機能など (例: ディザスタリカバリ)、Windows Server 2019 の利点の詳細について確認することから始めましょう。Linux 上で Tableau Server を実行することに関心がある場合は、この機会に切り替えを検討されてはいかがでしょうか。詳細を参照し、Linux が環境に適しているか確認してください。
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