データに聞く: 自然言語で簡単に分析

Tableau 2019.1 ベータ版で、「データに聞く」機能が使用できるようになりました。Tableau のプレリリースコミュニティに参加し、今すぐお試しください。

更新: この機能が使用できるようになりました。Tableau の最新リリースをご確認ください。

より優れた意思決定のために、かつてないほどにデータが必要になっています。自然言語処理に対応した Tableau の「データに聞く」機能により、ユーザーはデータと話すようにやり取りするだけでインサイトを取得できます。自然言語などの方法が使えることで分析に対するハードルが軽減され、次世代のセルフサービス分析が実現します。

「データに聞く」機能により、パブリッシュされたどのデータソースに対しても質問でき、ビジュアライゼーションの形で答えを得ることができ、考えるスピードでデータを探索できるようになります。Tableau は、優れたインサイトを得られるシンプルな方法を、役割に関係なく誰にでも提供したいと考えています。そうすることで、組織の誰もがすぐに答えを得て、データに基づくより優れた意思決定を行えるようになります。

Tableau 2019.1 ベータ版で、「データに聞く」機能が使用できるようになりました。Tableau のプレリリースコミュニティに参加し、今すぐお試しください。

完全な分析ワークフローから質問する

「データに聞く」機能を使用すれば、誰もが質問を入力して迅速に答えを得られます。「データに聞く」機能は Tableau Server または Online のエクスペリエンスに完全に組み込まれています。データソースを選択し、質問を入力するだけです。設定の必要はありません。

以下に、「データに聞く」機能でデータ分析がさらに簡単にできる理由を説明します。

簡単かつ強力な分析機能。簡単な文または質問でデータを分析し、追加のクエリや文で迅速に質問を繰り返せます。Tableau のセマンティックモデルは、その他の自然なやり取りによって自動的にデータを強化します。データに同義語を追加できるのです。たとえば、「sales (売上)」という属性がある場合、revenue (収益)、income (収入)、earnings (利益) などの同義語を直接追加できます。同義語によって、データがさらに利用しやすくなり、関連性の高いものになります。

どこから始めれば良いかわからない場合は、データソースに基づいて「データに聞く」機能が質問を推奨します。

スマート分析。自然言語は理解が難しい場合があります。たとえば、「six foot doctors came to the hospital」という文は、「6 フィートの医者が病院に来た」のか、「6 人の足治療医が病院に来た」のかが曖昧です。人間は会話のコンテキストを理解して曖昧さや意図を明確にするのが得意ですが、機械にとっては困難な課題です。現代の自然言語分野の発展のおかげで、機械は語用論をよりうまく処理し、コンテキストを読み解いて文の背後にある意味をより理解できるようになりました。

「データに聞く」機能の基盤となるテクノロジーは、曖昧または説明不足の文を理解し、役立つ推奨を提供することでそのような問題を解決します。では、「profit over time (経時的な利益)」を例にとって見てみましょう。「データに聞く」機能はこの文に対して利益のフィールドの集計を提示し、よく使われるデータから、注文日を時間の定義として提案します。

データビジュアライゼーションのベストプラクティスの組み込み。「データに聞く」機能は、Tableau の Show Me 機能と入力のコンテキストを活用して、各質問に対して最も関連性の高い回答を示す最適なビジュアライゼーションを選択します。既定で、Tableau はビジュアルベストプラクティスに基づいて、分析用のチャートタイプを提示します。他のビューが必要な場合は、Viz のタイプを変更することもできます。Viz は自動的にソートします。たとえば、「highest average price by country (国別の最高平均価格)」と入力した場合、棒グラフは自動的に降順にソートされます。

データから意思決定へ。「データに聞く」機能を使用して質問した後は、発見内容を他のユーザーに共有し、さらなる探索を促進できます。たとえば、私がオペレーションマネージャーであり、顧客からのインバウンドコールについての重要な質問に対する答えを得たとします。そして、インバウンドコールの大幅な増加があったことをコールセンターに注意喚起したいと思うかもしれません。その場合、私は Tableau ワークブックとしてビジュアライゼーションを保存して Tableau Server または Tableau Online で共有するだけです。Server または Online で、保存済みワークブックのデータ主導アラートまたはサブスクリプションを作成することもできます。

ベータ版をお試しください

プレリリースコミュニティに参加して、今すぐベータ版をお試しください。「データに聞く」機能は、ライブ接続でも抽出接続でも、Tableau Server および Tableau Online で使用できます。デモを見る、Tableau Server のサンドボックス環境で使用する、Tableau Online テストサイトを使用するなど、ニーズに応じてベータ版の使用を開始できるオプションを提供しています。

ご意見をお寄せください。皆様からのフィードバックは、引き続き皆様に高い価値を提供し、ご満足いただくための最も重要な原動力となります。Tableau のプレリリースコミュニティは、ユーザー調査、製品に関するディスカッション、フィードバック活動を通じて、Tableau の開発チームとやり取りできる機会を提供します。

そして、スマートな機能を詰め込んだ「データに聞く」機能の最初のリリースの後も、Tableau は進化を続けます。Tableau は分析に関するハードルを下げ、誰もがデータの力を利用できるようにするために取り組んでおり、そのために皆様からのご協力を必要としています。