島国であるシンガポールはアジア太平洋地域のビジネスハブであり、世界初のテクノロジーを中心としたスマート国家への道を開きつつあります。

データロックスターが集まるこの国で、Tableau は Infocomm Media Development Authority (IMDA) と提携して、National Infocomm Competition (NIC) ネットワークの一環として毎年データビジュアライゼーションコンペティションを開催しています。2 度目の年次コンペティションが 7 月に幕を切ると同時に、学生は調査対象とする公共データセットを模索し始めました。参加者は、何ヶ月もの間、現地のワークショップに参加して、データ指導者とのコラボレーションを行い、データストーリーテリングの知識をテストしました。

しかしこのコラボレーションは、ストーリーテリングだけにとどまりません。IMDA は「デジタルレディネス (Digital Readiness)」の取り組みを通じて、人々が実際の問題を解決できるようにするとともに、デジタル経済に対応するためのスキルを備えられるように支援しています。その中で最も求められているスキルの 1 つがデータ分析です。

世界的な傾向を受け、シンガポールではデータ分析専門家の需要が高くなっており、現在、国内で募集しているアナリスト職の数は 12,000 件を超えています。LinkedIn では、シンガポールで最も注目されている職業の中にデータ分析が常にランクインしています。また今年の始めに発表された Forbes によるレポートでは、最も急速に成長しているテクノロジースキルのランキングで Tableau が 3 位に位置付けられています。

Tableau は、この波の最前線に立ち、世界的に次世代のデータ人材の育成に貢献できることを誇りに思っています。2017 年だけで、220,000 人以上の学生や講師が、Tableau アカデミックプログラムを通じて、Tableau を講義に活用しており、そのうち 9,000 人が、シンガポールを拠点としていました。

これらのすべてが、ニー・アン・ポリテクニックでの Tableau アカデミックデーで幕を閉じた、今年のコンペティションファイナルで実現されました。

教育者や学生が一緒になってデータ分析や Tableau における機会について話し合いました。Tableau Zen Master である David Murphy 氏は、ビジュアル分析を使うことで、人々がいかに効率的にデータを活用し、隠れたインサイトを発見できるようになるかについて話しました。

FJ Benjamin 社の IT 部門責任者である Joseph Sung 氏は、業界が学生と手を組むことで、いかに学生の創造力を利用し、データを使ったイノベーションを企業にもたらすことができるかについて紹介しました。また、同氏は、インターンがどのようにして 10 年前のレポートを動的なビジュアライゼーションに作り直し、かつてないほどの質問やディスカッションを生み出したかについて話しました。

さらに、ニー・アン・ポリテクニックのビジネス会計学部の講師を務め、2012 年から Tableau を教えてきている Johnson Neo 氏は、同氏の学生が継続的に分析レベルを押し上げて、社会に出てから大きな成功を遂げているのを見てきていると話しました。

しかし何よりも、皆が一緒になって、学生が作成した素晴らしい Viz を探索し学ぶことができました。そしてもちろん、優勝者を知ることもできました。審査員には、国内有数の新聞社 The Straits Times のトップ IT 担当記者である Irene Tham 氏、IMDA の Digital Participation & Foresight のディレクターである Adrian Lim 氏が含まれていました。

審査員は、2 つのカテゴリーで最終選考に残った 10 チームを以下の基準で審査しました。

  • 分析の深さ
  • ビジュアルベストプラクティス
  • 社会との関連性
  • ベストストーリーテリング
  • 創造性

優勝者は以下のとおりです。

高等教育機関カテゴリー (ポリテクニック、技能教育機関 (ITE)、大学):

優勝:
Fauzi Bin Bajuri さん、シンガポール国立大学
シンガポールの建物におけるバリアフリー基準

Bajuri さんは、シンガポールのスマート国家に向けた今後の計画に向けて、インサイトを提供したいという思いからこの分析に着手しました。この Viz を操作して、現在のシンガポール全体における駅、公共の建物、地域施設の利用のしやすさを確認してください。

準優勝:
Vincent Tan さん、シンガポールマネージメント大学
マラリアの転帰の違いの調査

この Viz は、マラリアの転帰が他国に比べて良好な国がある理由を探るために、さまざまな国でのマラリアに対する取り組みについて理解したいという思いから作成されました。

中等教育機関カテゴリー (中等学校、短期大学):

優勝:
Pioneer Magikarp、パイオニア短期大学
教育水準 & GDP

経済協力開発機構 (OECD) の学習到達度調査 (PISA) によると、シンガポールは 2016 年の教育ランキングで世界トップにランクインしています。このチームは、GDP や政府予算などの要因が教育の質に影響を与えるかどうかを理解したいと考えました。

準優勝:
OCD Cations、NUS 高校
シンガポールはポジティブな社会であるか?

このチームの学生は、ポジティブ性に影響をもたらす要因について理解したいと考えました。特にシンガポールにおいては、メディアや政府などのさまざまな要因について調べて、ポジティブ性にどのような影響があるかを確認しました。

Lim 氏は、すべてのチームのすばらしい取り組みを称賛したうえで、学生に表面的な分析の域を超えて、さらに踏み込んだ批判的思考を確立するよう勧めました。同氏は、詳細な分析と批判的思考に創造性を組み合わせることができれば、その学生は人工知能や機械学習などが発展する状況下で有利な立場に立つことができると確信していました。学生の皆さんが簡単な質問にとどまることなく、より難易度の高い質問をし続けていくのを見るのを楽しみにしています。

この毎年開催されるコンペティションについての詳細と、各カテゴリーで優勝した Viz について確認するには、コンペティションの結果をご覧ください。

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