Tableau 10.2 で新しい地理空間機能と統計機能が登場

データのインパクトを最大限に引き出すための機能を多数搭載した、Tableau 10.2 の誕生です。Tableau 10.2 では何ができるようになるのでしょうか。まず、ワンクリックでシェープファイルを利用して、複雑な地理空間分析を行えるようになります。また、新しいコネクタとデータ準備機能で、より短時間で分析を始められます。さらに企業向け機能も強化され、管理されたセルフサービス分析が大規模に行えるようになります。

データのインパクトを最大限に引き出すための機能を多数搭載した、Tableau 10.2 の誕生です。Tableau 10.2 では何ができるようになるのでしょうか。まず、ワンクリックでシェープファイルを利用して、複雑な地理空間分析を行えるようになります。また、新しいコネクタとデータ準備機能で、より短時間で分析を始められます。さらに企業向け機能も強化され、管理されたセルフサービス分析が大規模に行えるようになります。

注目の新機能を一部ご紹介します。

高度な地理空間分析と統計分析

Tableau の強力なマッピング機能をベースにした新しい空間ファイルコネクタで、空間データを直接 Tableau から利用してパワフルな地理空間分析が行えるようになります。シェープファイルのサポートにより、作物収量や局所的な海洋温度のようなカスタムの地理空間データを、Viz で簡単に利用できます。

Python を使って、センチメント分析や顧客離れの分析を行っている方に朗報です。Tableau 10.2 の Python 統合機能により、既存のモデルをダッシュボードで利用できるようになります。誰でもダッシュボードのコントロールを使って Tableau から直接モデルを操作し、異なるシナリオを評価できます。Python の知識は一切必要ありません。

すべてのユーザーのデータアクセスをシンプルに

分析のためのデータ準備は、Tableau 10.2 でさらに簡単になります。Tableau Desktop のデータベースユニオン機能でデータベースの構造とスキーマをそのまま利用し、Microsoft SharePoint リストや Apache Drill などの新しいコネクタを使って、必要なデータにアクセスできます。また、SAP BW で SSO がサポートされ、シームレスにログインできるようになります。

日付形式には言語や地域に応じて数百ものバリエーションがあり、複雑で扱いにくいことがあります。以前であれば、複雑な形式やあまり一般的ではない形式の場合、日付変換の複雑な計算を記述する必要がありました。しかし Tableau 10.2 なら、日付を自動的に変換するアルゴリズムを備えています。Tableau はデータセット全体を評価し、地理的フィールドと通貨フィールドの中でコンテキストを探すので、ユーザーは計算を作成せずに日付を解釈することができます。

結合機能も強化され、フィールド名が一致しない場合でも計算で結合を作成できるようになります。

エンタープライズ向けに柔軟性が向上

Tableau 10.2 で登場するセキュリティ、ガバナンス、拡張性の新機能が、組織で Tableau の大規模な導入を支援します。Tableau Server サイトごとのゲストアクセスのほか、OpenID Connect 機能の向上、Tableau Mobile の Web 認証機能が追加されて、新しいユーザーパーミッションのシナリオに対応できるようになります。

ユーザーが専用のソフトウェアを使わなくてもブラウザで答えを出せるように、Web 作成機能もさらに強化されます。トップレベルの新メニューのほか、データアイテムへの個別の色の割り当て、ドラッグによるリファレンスラインの削除、ツールバーからの並べ替えがブラウザで行えるようになります。

REST API で CORS と JSON がサポートされ、開発者の方々にとっても Tableau プラットフォームの柔軟性が向上します。また、新しいサンプルコードを使えば、ワークフローの自動化を簡単に行えます。

W3C の Web コンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG) 2.0 AA に準拠

さらに、Tableau の Viz が WCAG 2.0 AA に準拠します。米国の 1973 年リハビリテーション法第 508 条による要件に従った環境で作業しているユーザーは、障害を持つ人々がアクセスできる Tableau コンテンツを作成できます。ビジュアライゼーションの標準的な要素はキーボード操作をサポートしており、Web ベースの支援テクノロジーに対応します。

Tableau 10.2 詳細情報

ここでご紹介したものは、Tableau 10.2 が持つ機能のごく一部に過ぎません。全機能の一覧もどうぞご覧ください。
お伝えしたいことはそれだけではありません。Tableau の開発チームが注目の新機能の一部を詳しくご紹介している、Tableau 10.2 のブログ記事をご覧ください。
データ準備の時間を短縮する Tableau 10.2 の機能強化
Python のパワーを Tableau で活用する TabPy
Tableau 10.2 ベータ版が登場

Tableau コミュニティの皆様と、Tableau 10.2 のベータ版テストにご協力いただいた 16,000 人のテスターの方に、心からお礼を申し上げます。すべては皆様のおかげです。今後のベータプログラムにご協力いただける方は、どうぞご登録ください

機能についてご提案がございましたら、アイデアフォーラムまでお寄せください。Tableau 10.2 の注目の新機能の中には、空間ファイルのサポート結合計算自動保存など、ユーザーコミュニティから誕生したものもあります。

ぜひ Tableau 10.2 をダウンロードしてください。