ヒント: 個別カウントの代替方法

入院中の患者の人数、各販売取引の件数、飛行機の機体の数をカウントするかを問わず、個別カウントは分析にとって重要です。Tableau では、ワンクリックで集計を変更して、驚くほど簡単に個別カウントを取得できます。ただし、集中的な計算処理が求められるため、データが膨大な場合には特に、処理が非常に遅くなる可能性があります。個別カウントと同じ答えを導き出すことができる、他の方法をいくつか紹介したいと思います。

まず、個別カウントの仕組みについて説明します。データセットに存在する一意のアイテムの数を特定するには、レコードを 1 件ずつ、他のすべてのレコードと比較する必要があります。データセットが大きい場合は、数を処理するのに苦労することもあります。ですが、特にテキストフィールドと文字列を比較する場合は、面倒でしかありません。

個別カウントを得るには、次の 8 つの方法があります。それぞれにデメリットもありますが、適切な状況で行えば、より速やかに処理できる可能性があります。便宜上、すべてのヒントにおいて、個別のカウントを取得したいディメンションを「ディメンション X」と名付けます。最後に、8 つの方法の例がすべて提供されているワークブックを入手いただけます。

  1. 視覚的なチートシート: ディメンション X を [詳細] にドロップし、[レコード数] フィールドを [行] に配置して、最小値 (または MAX、AVG、中央値) に変更します。これにより、多数の小さなバー (ディメンション X のインスタンスごとに 1 つ) が作成されます。すべてが積み重ねられると、合計はディメンション X の個別のカウントと同じになります。

  2. 抽出および集計: データを抽出して、ディメンション X の表示回数に基づいて集計します。個別カウントではなく、単にカウントすれば良いため、計算がはるかに簡単になります。

  3. SIZE() を使用する: 1 つ目の方法と似ていますが、他の分析と比べて可視性と柔軟性に優れています。表計算「SIZE()」では、区分内の行数をカウントします。計算フィールドに「SIZE()」と入力してワークシートにドロップし、ディメンション X で計算します。この際、必ずディメンション X を [詳細] にドラッグしてください。

  4. 一意のリストにフィルタリングする: これは、1 つを除いてディメンション X のすべてのインスタンスをフィルタリングできる場合に使用できる簡単な方法です。これは、ディメンション X が同じ回数表示されることも意味します。たとえば、アンケート調査では、すべての回答者が同じ件数の質問に回答しなければなりません。この場合、回答者で個別カウントを実行するのではなく、最初に 1 つの質問でフィルタリングすれば、シンプルなカウントを実行できます。

  5. 一意のリストをブレンドする: すべてのインスタンスが 1 行だけになるように、ディメンション X へのデータ接続を新たに作成します。次に、そのデータを最初のデータソースとブレンドして、2 番目のデータソースの [レコード数] フィールドを使用します。この操作には Tableau Desktop 8.0 が必要です。

  6. 数学的計算を記述する: その名の通り、表示される回数に応じて、ディメンション X を調整する計算を記述します。例については、ワークブックのサンプルをご覧ください。

  7. データモデルを変更する: この場合、4 番目の方法を使用できるように、データ自体を変更する必要があります。初出のディメンション X に対して、列または何らかのフラグやインジケーターを追加します。データを Tableau に接続し直して個別カウントを実行するには、追加したインジケーターでフィルタリングすれば、シンプルなカウントを実行できます。

  8. カスタム SQL: 最も柔軟性の低いオプションであり、SQL の記述方法を理解していなければなりません。状況によっては、非常に複雑化する可能性があります。まず Tableau の COUNTD 関数を使用して、コストに見合うかどうかを確認してください。

ぜひ、8 つの方法の実例が提供されているワークブックのサンプルをご覧ください (Marc Rueter 提供)。

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