データでマーケティング戦略を推進する EB Lane 社


Tableau:  Tableau から得た価値をどのように評価していますか?
デジタル戦略担当ディレクター、Shailesh Ghimire 氏: 他の代理店との大きな差別化につながったことから、EB Lane 社にとってそのビジネス価値は非常に高いものとなっています。 当社のお客様は膨大な量のデータを持っており、そのデータポイントに潜むインサイトを引き出せるパートナーを求めています。 数多くのマーケティングキャンペーンが Web サイトに訪問者を呼び込んでいるので、当社では訪問者が取っている行動、そしてオンラインでコンバージョンしているかどうかを測定したいと考えています。 Tableau を使って、Web 分析を外部の指標や与えられた予算と結び付けることにより、非常に大きな価値が生まれます。 そこから当社はどのチャネルが最も効果的か把握できるため、予算を最大限に活用するのに役立っています。

Tableau:  つまり、パフォーマンス指標の比較に Tableau を使っているということですね?
Ghimire 氏: Tableau を利用して 1 つののシンプルなダッシュボードに数多くのデータソースをまとめており、そこにはあらゆるものがどのように連携し合っているかが示されています。 Web 分析の欠点は、常に孤立したデータだったということです。 当社でも、データ同士を結び付けて、ラジオ広告がテレビ広告や営業からどれほど影響を受けているかを把握する、ということはうまくできていません。100 万ページビューは 100 万ページビューのままなのです。 Tableau の Google アナリティクス用プラグインによって、どのクライアントに対しても当社の Web 誘導戦略を測定できるようになることを期待しています。 そうなれば訪問者がサイトで取っている行動を測定し、使い勝手はどうか、 売りたいものへのコンバージョンが実際に起こっているか、という問いに答えを得られるようになります。 そのように包括的につなげることがきわめて重要なのです。

マーケティングでは分析が氾濫しています。Tableau は多数の数値と数個のきれいなグラフを見せるただのソフトウェアを超えた、便利なツールになりました。

Tableau:  データインサイトはどのようにクライアントと共有しているのですか?
Ghimire 氏: 当社では隔週で戦略会議を開いており、Tableau で行った分析をすべて取り上げてクライアントと共有しています。 また、私たちがパブリッシュするダッシュボードには、クライアントはいつでも好きなときにログインできます。 クライアントはチェックインして質問します。売上の状況はどうか、 どの店の売上が良いか、 どのマーケティング手段が最適か、と。

Tableau:  Tableau が使いやすいのはなぜだとお考えですか?
Ghimire 氏: ユーザーインターフェイスがとても直感的でしたし、Tableau がフォーラムで行っているサポートにも満足しています。 具体的な質問や問題の解決で、オンラインリソースのライブラリを頻繁に利用しました。 また、Tableau が用意しているトレーニングプログラムもとても役立っています。 トレーニングセッションには、当社から 3、4 人参加しました。

Tableau:  データビジュアライゼーションによって、EB Lane 社では皆さんの仕事の仕方は変わりましたか?
Ghimire 氏: 15 列× 35 行のスプレッドシートを見たいと思う人はいません。 クライアントは圧倒されて、こちらで見えるものを必ずしも見てもらえるとは限りません。つまり、特定のタイプのマーケティングを当社が勧める理由を理解してもらえない可能性があります。 しかし Tableau を使えば、色やオーバーレイを施して傾向を見せ、当社の戦略提案を視覚的にサポートすることができます。クライアントに、提案の根拠が見えるようになるのです。 この点において、Tableau は多数の数値と数個のきれいなグラフを見せる単なるソフトウェアにとどまらない、便利なツールになりました。

Tableau:  Tableau で企業文化は変わりましたか?
Ghimire 氏: マーケティングはここ 10 年で変貌し、非常にデータドリブンになりました。 クライアントが同席している場で、データがどのように当社のクリエイティブなアウトプットや戦略を支えているか語れれば、会議の内容が変わります。 力関係も変わり、当社の立場が強くなるのです。

Tableau:  ダッシュボードの作成で、IT 部門から協力を得る必要はありましたか?
Ghimire 氏: 当社では、多くの社員がそれぞれ多数の異なる業務を担っています。 ですから、変更指示を出すような文化ではありません。 代理店として、与えられた仕事をやり遂げるだけです。 会社で Tableau Server を導入したので、私はただログインしてダッシュボードを作り始めました。とても簡単なプロセスでした。 文字通り 1 週間で終わり、とても満足しました。

Tableau:  Tableau を使った次の目標は何ですか?
Ghimire 氏: 当社ではインフルエンサーのサイト、相互リンクの機会、リンクビルディングの機会を求めているほか、当社のソーシャルメディアに関する提案に対して好意的な消費者センチメントを追跡しようとしています。 それを Tableau のダッシュボードで提示できれば、ブランドに当代理店がもたらす価値をはっきり示すことができると思います。