ダーツライブ、1 日数百万件のデータをダーツビジネスに活用、セルフ BI でデータドリブン組織に


株式会社ダーツライブは、オンラインダーツマシンの企画、製造、販売、店舗の運営など、ダーツを中心としたビジネスを展開しています。

その中で経営企画本部 事業分析室 室長を務める大川智行さんは、Tableau を導入することにより担当者の仕事がスムーズに進むようになっただけでなく、仕事の短縮化、またそれによるデータの深堀りや多角的な分析が可能になったと語っています。

1 日に数百万件入ってくるデータをどのように分析し事業に役立てているか、仕事が効率的になったことに加え、現場の一人ひとりがデータに触れることにより得られたメリットなどをご紹介いただいています。


Tableau: ダーツライブについて教えてください。
経営企画本部 事業分析室 室長、大川智行さん: ダーツライブでは、オンラインダーツマシンを企画、製造、販売し、それを多くのお店、ダーツバーに置いていただくような仕事をしています。また我々は、イベントの企画や、イベントの実施、ダーツバーをはじめとした店舗の運営など、ダーツを中心としたビジネスを行っています。

Tableau: どのようなデータを扱っていらっしゃいますか。
大川さん: ダーツゲームのプレー結果などは一日に数百万件入ってくるのですが、つまり生のデータとして格納し、それをデータウェアハウスを使って、データ分析しやすいように集計や、そのデータの再利用をし、Tableau に落とし込むという使い方をしています。

リレーショナルデータベースにデータが格納されているのですが、データを分析するためにデータウェアハウスを使っています。その中で 1 つ、Yahoo! ビッグデータインサイトを使っており、その中にサービスのデータ、営業データ、それに関するプロモーションのデータ等も入れ、そこから複数のデータに分割し、カラムナ型データベースに入れた物と同時に、複数のデータを Tableau 上で再結合してみる、という使い方もしています。

Tableau: Tableau を導入する前にはどのような課題がありましたか。
大川さん: やはり、データの集計を行ったファイルが散在してしまい、どうしてもそれを取りまとめることが難しくなっていました。そこで Tableau のファイルを一ヶ所に集めるために、Tableau Cloud も同時に導入して使うことで、そこを解決するような試みをしています。

Tableau: Tableau Cloud を使う最大のメリットは何ですか。
大川さん: Tableau Cloud を採用した大きな理由の 1 つは、サーバーやインフラを我々自身が用意しなくても提供されるという部分が大きいと思っています。そしてもう 1 つが、1 ライセンスからスタートできるというところに非常に魅力を感じました。コスト面の負担が非常に少ないのでまず始めやすく、それからインフラ部分の人的コスト、社内のそこにかかるコストを下げた形で、まずは導入を進められることは非常にメリットだと思っています。

Tableau: Tableau を導入してどのような変化がありましたか。
大川さん: データの取得、それからデータを使ったレポーティングは、やはり半日ないし長ければ 1 日、2 日といった時間単位のコストがかかっていました。ですが Tableau を使ってワンストップで行えるということで、レポーティングまでには数時間、早ければ 1 時間以内に作業が完了することもあります。

担当者がスムーズに仕事が出来るだけでなく、そのスタッフの効率がよくなったための仕事の短縮化、時間の短縮化でさらにデータの深堀りや、多角的な分析に取り組めるようになりました。

Tableau を導入することでデータソースへの直接アクセスがワンストップで出来るようになったので、担当者がスムーズに仕事が出来るだけでなく、仕事と時間の短縮化でさらにデータの深堀りや、多角的な分析に取り組めるようになりました。

Tableau: どのような業務・役割の方が使用していますか?
大川さん: 現在はマーケティング部門を中心に、事業部門での利用を推進している段階になっています。

開発部門、そしてプロモーション部門を中心に、実際開発をする現場でどういった新機能を作ればいいのか、という A/B テストを行ったり、プロモーションでの効果測定、いわゆる PDCA の部分で Tableau を使ったセルフ BI を実践して行こうと、今チャレンジしている段階です。

Tableau: Tableau を御社に導入してどのような効果がありましたか。
大川さん: Tableau を導入することで一番最初に見えたメリットは、データを分かりやすく人に伝えられるという、スタッフ間のコミュニケーションのアップです。そして Tableau でデータに触れることが担当者、現場の一人ひとりができるようになってくると、その先にそのデータに対しての興味が出てきたり、そのスタッフの意識が芽生えたところが大きいと思います。実際に作るデータの手間を減らす、効率的に作るというだけではなく、このデータは何に役立つか?ということを、一人ひとりが意識して仕事を取り組めるようになりました。

さらにこれからやるビジネス、もしくは自分たちが取り組もうと思っている施策だったり、イベントの企画、開発に対して、どのような効果が得られるのかと言うのを、勘やあやふやな今までの経験を抜きに、これから進むべき数の予測というものも行って取り組めるようになったと思っています。

Tableau: Tableau がなかったら、お仕事はどのようになっていたと思いますか。
大川さん: そうですね、Tableau がなかったら、たぶん去年、一昨年の仕事もそのまままだ続いてるかもしれません。

Tableau: Tableau についてどういった印象をお持ちですか。
大川さん: Tableau を使うことによって、今まで出来なかったことができる、本当はこういうデータの触れ方があったんだ、こういうデータの見方があったんだ、ということに気づくことができるので、非常に自分のビジネスのやり方、仕事のやり方というものをステップアップさせてくれるツールになるのではないかと思っています。